■ 七草粥
お馴染みの「七草粥」であります、節句の行事食ですな。" 春の七草 " が入ったお粥をいただくと、1年間を無病息災で過ごせる…と云う真に都合の宜しい食事です。
せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ…前の五つはそのままの野草、後ろの二つはそれぞれ蕪と大根。まあフツーに考えれば雑草と抜き菜みたいなものですから、よくスーパーの店頭に並んでいる七草パックが¥398なんて堀田栗蔵とも言えなくもありませんが、取り揃え選別しキレイに洗浄してコンパクトにまとめてあるわけでして、それくらいの対価もやむを得ず…てなところでしょうか。
不肖エロおやぢもそういった節句行事もいちおー大切にしております。無信心かつズボラなので常々そういったコトを心に刻んでいるわけではありませんが、そんなことも出来ないなんていい歳こいてみっともない…なんてなんとな~く思うのであります。
そういえば昨日夕刻のニュース番組は県内某所でその七草粥が無料で振舞われた…と云う歳時記を流しておりましたけれど、TVクルーのインタビューを受けたババア中高年女性が「さっぱりしていておいしかった」なんてコメントしてましてね、おいおいもっとマトモな表現が出来ねえのかよ!と思わず吠えてしまったエロおやぢであります。例えばさあ「春の息吹を感じました」とか「疲れ気味の胃腸が癒されるようでした」なんて具合にねえ。ボンクラな人生を送っているヒトなんだなあ…と。
■ 五種類の貝握り寿司
さて年末のお墓参り&ランチの駄文日記を一昨日エントリーいたしました。それから一日空いてしまったのは、昨日の朝ねぇ疲労回復ままならずでしてね、ついついブログの更新をタコってしまいました…ってことです。
そう、エロおやぢのシゴト始めは六日、例の遠距離通勤現場ではなく助っ人スポット参戦のトナリ町なので楽勝だったはずなのですけれど、何せあの雪の中での作業じゃありませんか…もう寒いしキツいし…そしてやはり年末年始の休暇明けではいつもより辛く感ずるものです。逃げるように帰宅してお風呂でカラダを養生いたしましたが、ちょっと足りなかったみたいです。あ~何だか脱線っぽい、元へ。
そうそう、そのお墓参り&ランチの後、清水のちょいハイソ系スーパーで夕食用にお寿司を購入してきたわけです。もちろんフツーの握り寿司も美味しそうなものがたくさんありましたけれど、やっぱり一番グッと来たのがこの「五種類の貝握り寿司」だったのですねえ、無類の貝好き(いろいろな意味の…うふ ♪ )といたしましてはマストアイテム、フェイバリットメニューってやつなのですな。
その貝の握り寿司パックは五種各一貫入り、本当はダブル購入して二貫づついただきたかったのですが、あいにく残っているのはこの1パックのみ。店員さんに訊いてみたところ「もう今日は調製しない」とのことで諦めました。まあソレではハラが満たされないので鉄火巻と鯖押し寿司を併せて決着です。
赤貝、とり貝、つぶ貝、さざえ、白みる貝…あぁやっぱり貝は美味いなあ…ウニやトロマグロみたいにハデなパフォーマンスはないけれど、なんかこう静謐で穏やかな旨味が潮の満ち引きのように押しては引く様子に感銘を受けるわけです。
よく考えてもみれば不足に思った各一貫と云うのもこれでよかったのかも知れません、欲望のまま何でも存分にテにすればシアワセになれるってものでもないでしょう、引き算の美学も学ぶべきかな。
そんな想いでいただく食卓には清水の地酒がよく似合っておりました。そういえば清水港や隣接する三保海岸もムカシはよく貝が漁獲されたようですが、今ではそういったことを全く聞かなくなりました。
★ クリック↓↓↓で応援をお願いします ★
■ 睦月の庭風景 紫陽花の新芽
庭の西端を流れる小川
その護岸沿いに紫陽花の株があります
もう芽吹いておりましてびっくり
きらきら反射する川面
星形のボケは例のレンズのマジックです