■ しめ鯖を使った「めはり棒寿司」
お墓参りとセットになっているお買い物は清水のちょいハイソ系スーパーで済ませます。" ちびまる子ちゃん " で有名なさくらももこさんがお住まいになっていたエリアでして、件のアニメやエッセイの中にも登場するその町名がスーパーの支店名になっております。
サスガにちょいハイソ系でありまして、フツーのスーパーにはない珍味がいつもたくさん並んでいます。今回も見つけた「貝の握り寿司・五種盛り」は哀愁のイナカ町スーパーでは絶対に入手不可能なものですから即カゴであります。
そのまま大人しく引き下がればよいものを、ナニか未だいーものがあるんじゃない?みたいな卑しさで寿司のシマを見回すエロおやぢ…しかしやっぱりあるんですねえ、珍味が。そう、和歌山の名物である『めはり寿司』です。
高菜の葉で丸く包んだ寿司飯というのがスタンダードなものですが、和歌山ですからそこに秋刀魚をフィーチャーするのももうひとつのスタンダードですね、これはジツに美味い寿司です。
ところがこのめはり寿司はしめ鯖を用いてありまして、しかも寿司飯に刻みタクアンを忍ばせてあると云う意欲テキ創作棒寿司なのですな、え~いコイツもいただいちゃいましょう!てなもんです。
あらら~本当に美味しいですね、このテの棒寿司ですと大葉や生姜でクセ消しを行うものですが、そこを高菜とタクアンで解決しているところがちょいハイソ系たる所以であります。素晴らしい。
もちろん貝の握り寿司も上質なものです。好物の貝料理ということもあってウハウハなのでありますが、この日は「しめ鯖のめはり棒寿司」にすっかり喰われちまった恰好です。
相棒は哀愁のイナカ町が誇る日本酒です。このところ様々な地方のオンナお酒に浮気しておりましたけれど、やっぱりこの土地のお酒が極上かと思います。地元贔屓の不正ジャッジメントなどでは決してない…とテメーでは信じておりまして、水ヨシ環境ヨシ米ヨシと三拍子揃っている哀愁のイナカ町ですからね、いい日本酒が造り続けられているのも不思議なことではないと思います。自慢の逸品です。