■ 元祖ぐるぐるソーセージ
シゴト帰りによく立ち寄る岐阜県系スーパー某Ⅴ、いつもの哀愁のイナカ町スーパーとは品揃えが違っていてなかなかに楽しいわけです。まあそりゃそうだよな、元々中京地区が発祥なのですから近畿ナゴヤ圏の文化が色濃く反映されているのです。ただそうした個性テキなものもいいのですが、静岡県であまり扱われてこなかった新たな食材に出合うこともありまして、スーパー巡りも人生のスパイスなのですよ。
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先日その通路のシマに置かれていたのは " トスカーナ風生ソーセージ " なるものでありまして、う~んコレは " サルシッチャ " と同じなのではないのかな?と思いましたけれど、ソチラ方面の知識が欠乏しているのでその場での結論は留保先延ばしであります。
帰宅して調べてみますとやはりそうでした、 " サルシッチャ " はトスカーナ地方の名産だったわけです。ただしイタリアではその生ソーセージを生のまま食したりもするようですが、ニッポンは食品衛生法云々がありまして禁止されております。生食で供与する技術に劣っているわけではなく、高温多湿なこの国での安全性確保が優先されているのかと思いますけれど、現代は製造だけでなく流通技術も世界の先端であるわけですから、もう少しユルめてもいいような気もします…って脱線ですね、元へ。
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さてその " トスカーナ風生ソーセージ " をグリルして食してみました。せっかくぐるぐるしているのでスキレットに収まるサイズにしてぐるぐるのまま焼いてみました。お祭りの屋台なんぞで流行っているスタイルのようですが、きっとコチラが元祖なのでしょうな。
そして美味いです、サスガです…ってこいつはイタリアからの輸入品ではなく現地メーカーさんのブランドでOEMされた日本国内製造の食品です。所在地を見ますと愛知県岡崎市…ってあの八丁味噌と徳川家康で有名な町ではありませんか、へえ~岡崎ねえ。
まあそれはそうと、これまで食していた大阪の食品企業が製造する " サルシッチャ " と比べてお味のナチュラル傾向が強いようでしてね、とってもスッキリした後味です。ニッポン人好みに若干のアレンジが加えられているのか、それともトスカーナ地方ではこうした味付けが主流なのか知る由もありませんが、とにかく美味いのでオッケーでしょう。
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始めのうちはプレーンなまま、次にハニーマスタードをつけてみましたが相性はイマイチでフツーの粒マスタードの方が美味しいですね。まあヘタな調味料でダメにするよりはそのままいただいて充分に美味しいわけですから、この豚肉100%の旨味をストレートに楽しむことにしましょう。
相棒はビールでスタートですが、軽めの赤ワインか辛口の白ワインがよく合いそうです。昨日の駄文日記に記したソムリエさんなら何を選ぶのかなあ…などと若干気にはなりますけれど、テキトーでいーかげんなエロおやぢはこのあとバーボン OLD CROW のソーダ割り(所謂ハイボール)でずんずんイッてしまいました。まあヨッパになれりゃ何でもいいんだよ…ってワケでもありませんけどね。