■ 仏伊合同演習
合同演習なんて物騒なハナシですね、昨今の欧州情勢を鑑みますと有り得ないことではありませんけれど、一枚の皿の上に繰り広げられる料理のことです。
プレートの上にはハムやサラミ、そしてメインのひとつがアスピックです。和名ですとゼリー寄せってやつですな、フランス料理のひとつで海鮮ニク野菜何でも来いな前菜はコンソメ系ゼリーで固めるオサレなひと品であります。これまで食したものはシンケンアスピックと云ってハム類をゼリー寄せしたものでしたが、先日清水のちょいハイソ系スーパー・デリカテッセンに置いてあったものはチキンを使ったものでした。おぉ~こいつは初めてだぜい、いったいどんなお味なのか…とお試ししてみたくなりました。
ハム類のアスピックに比べやはりあっさりした風味で、ボリュームも感じるアスピックはカロリーや塩分を気にされる方にも支持を得られそうな料理ですね、美味しい。
もうひと品は定番のサルシッチャです。生の豚肉腸詰で香辛料・調味料などで既に味付けされているので、茹でるなり焼くなりすればそのままいただけるイタリアンな食べ物ですね。こちらはもう何度も食しているので冒険ではありませんけれど、いただく度にその美味しさがしみじみと伝わってきて大好きな畜肉加工品のひとつであります。
庭のハーブ類や旬のヤサイをあしらってテ抜きなプレートではありますけれど、リッチでファンタスティックな晩酌の中心として申し分のない物であります。
その相棒としては久々のスパークリングワインです。スペイン産のリーズナブルなクラスですが、某国営放送テレビ番組で京都の女性料理人さんと男性ソムリエさんがさりげなく推していたのを見逃さなかった(ええ国営放送ですからモロにラベル出ししませんので)エロおやぢでありまして、これまで「う~ん、こいつってなかなか良質なカヴァじゃないのかなあ」と思ってリピートしていたことに自信を持たせてくれたわけです。
こーゆー冷菜類にはよく合いますね、いい感じの食卓になりました。