■ いつものハンバーグがリッチなお味に
いつも作って食すハンバーグには何の不満もありません。食レポならば陳腐な美辞麗句が並ぶこととなりますけれど、毎度毎度同じものだとねえ…みたいにささやかな変化もつい求めてしまうのであります。
ガロニもフライドポテトに人参グラッセ&青味のヤサイといった王道ちょ~コンサバティヴなスタイルがいちばん飽きなくていいことは解っておりますし、またソレがハンバーグやステーキの美味しさを際立たせることも承知してはおります。
けれども…う~ん、やっぱり極楽トンボのお気楽偏屈者といたしましては、ちょいとイタズラと申しますか食卓に驚きヨロコビを演出してみたくなるものなのですな、これを不快と思われる方もいらっしゃるでしょう、どうぞスルーしてくださいな。
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今回はデミグラスソースでちょい煮込み気味にしたハンバーグにガーリックバターをトッピングして仕上げました。特殊なものではありません、常温で柔らかくしたバターにガーリックのすりおろしを加えマゼマゼしただけのものですが、これがまたリッチなお味に導いてくれましてねぇいつものハンバーグが「あれまあ!」みたいにワープするのです。
ガロニは使いかけで残っていた小松菜と同じく使いかけ黄パプリカをタタッと炒めただけのものです。肉汁がプラスされたデミグラスソースを吸っていい感じにシャキシャキ美味いんです。赤パプリカがあれば全体の色彩バランスがもっと良くなったのでしょうけれど、まあ平素の食卓ですからねオッケーです。
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迎え撃つ相棒はシシリアの赤ワインです。ワンコインですからソレナリなクオリティー…かと思ったら、なになにヤルじゃん!なのであります。同じシシリアワインでも白のほうは個性的なものを発散しておりましたが、この赤はイタリアン赤ワインのオーセンティック路線です。ブラインドテストなどしたならばおフランスのミドルクラスかな?なんて誤答も出てきそうに豊かな風味。なんかちょっと得したキブンですね、うふ♪