赤貝の握り寿司と海鮮軍艦巻

交通事故と発見された二つの問題

前回の駄文日記日付は3月14日、この日もフツーに朝食を摂ってシゴトに出かけました。アサイチでひとつミッションをこなし県西部の掛川まで製品を受け取りに出かけました。新東名高速道路を西に走りながら「今日はなんだかみょ~に眠気が強いなあ…」と思いつつ三車線あるうちの中央を時速100kmほどで走行していたときのことです。
ガッシャーン!!という猛烈な音で目が覚めました…意識を失った私が走行車線を走っていた大型トラックに追突してしまったのです。夢かと思いましたが現実でした。
すぐ冷静になって追突した大型トラックの後方を走り路肩に寄せました。ダンプのキャビンは激しく損傷し脱出できません、両足がつぶれた車体前部に挟まれて動きが取れないのです。幸いなことに大型の運転手さんはケガもないようで警察や救急車を呼んで下さいました。ほどなくして救護の車両が次々に到着し私は救出されました。乗っていたダンプから出火することが無かったのも幸いでした。

そんなことがあって昨日午後に退院しました。奇跡的に外傷はほとんどなくちょっと見は元気そうに見えますが、病院では様々な検査が慎重に行われ、自身の体に大きな問題点が2つ発見されました。
走行中に意識を失ったことや心臓の不整脈…様々な要因が大事故のトリガーになっていたようです。詳細はまたの機会に公開したいと思いますが、先ずは自分の五体が失われていなかったこと、そしてこうして生きていることに感謝すべきでしょう。
警察・消防隊・救護隊そして藤枝市民病院の方々は非常に親切かつ丁寧で不安なく過ごすことが出来ました。これまでは自分独りで生きているつもりでおりましたが、こうして多くの方々の責任感と努力で一人の人間が生かされているのだと強く感じました、この場をお借りして厚く御礼申し上げます。



赤貝の握り寿司と海鮮軍艦巻

交通事故を起こしたばかりなのに、またまた食い物の話なんぞ書き散らかしたりして不謹慎極まりないのですが、まあこれも性分なのでシカタありませんな、どうかお許し願います。

春と云えば貝ですよ、アサリ・ハマグリなどの二枚貝が今か今かと待っていてくれるわけですね。
東京湾で漁獲される赤貝もそのひとつで、冬から初春にかけてが旬の食材です。体内にヘモグロビンが含まれているので身肉の色は赤いのが特徴ですが、そのシャキッとした食感や豊かに膨らむ貝の香りが春らしいひと品であります。この時期になると魚屋の店頭に並び始めるので毎年楽しみにしております。

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その赤貝の握り寿司と共に、切り落とした海鮮を軍艦巻にしたお買い得バージョンも嬉しい拾い物です。ただそれよりもこの日の白眉は「かんぴょう」の海苔巻きです。今や海外で人気の寿司ですが、こいつだけは絶対にないものでしょうな。そりゃそうですね、単にウリ科ユウガオの果肉を煮ただけのものをゴハンと海苔で巻いただけ…というシンプルかつエコロジーな食べ物なのですが、そこには和食の細かい技術やノウハウがギュッと濃縮された食べ物なのでありまして、稲荷寿司などと共にハコに詰められ「助六寿司」の名で古くから親しまれているニッポンのファストフードであります。
もちろん赤貝や海鮮軍艦はたいへん美味しいものですが、ちょいとこの『かんぴよう巻』でクチをリセットしてやると、あら~フシギなものでイチから美味しくいただけるのです。






生きていた


検査の予約と紹介状を持って地元の病院に行ってきました
帰路は春ウララなお天気で額にアセが滲んできます
ふと振り返れば富士山
あ~ボクは生きていたんだ
 
10:47am, March 16. 2023. @Fujinomiya-City

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