■ 待ってました!の旬ですが…
昨年は浜名湖のアサリは一度しかいただかなかったような気がします。年々急激な下降線で漁獲量が落ち込み、数年前までは大粒のものもあったのにここ数年は見る影もない。かな~り妥協して購入してきたつもりだったけど、やっぱり粒の小ささはどうしようもなく致命的であったのね。もちろん産地の偽装なんて言語道断で、正々堂々とその産地を謳って生産者と消費者の信頼を繋いでいただきたいわけです。
浜名湖での漁は通年行われているようですが、駿河湾奥の桜海老漁と同様に制限を設けた方がよろしいのではありませんか?と思っておりましたら、昨年とうとう10月の一か月間だけ禁漁とすることに決めたそうです。ん~、ちょっと短すぎない?ですよね。
やはり本格的な資源回復を期すならば思い切って数年間はソコに集中したほうがよろしいかと思います。目先の利益を追うのではなく、もっと長いスパンと将来の漁業関係者たちのためにも。
数日前に哀愁のイナカ町スーパーで見つけた浜名湖アサリですが、粒の大きさに関してはまあギリ妥協してスレスレ合格点でした。ただしそのアンダーラインの中には先日のワールドカップでのスペイン戦のように1mmくらいしかヨユーの無いものも混じっていて、あまり感心したものではありません。
まあそれでも食い意地の張ったエロおやぢですから、取り急ぎ春らしい食材も用意して美味しい『ボンゴレ・ビアンコ』を画策するわけです。やはり浜名湖産ですね、旅のものと違い甘みや旨味が全く違うわけです、とにかく濃くて深みのあるお味に大いなる違いを見出すのですな。
それでもねえ…う~ん、この大きさで喰っちまっていいものか…と一抹の寂しさも覚えるわけです。
■ 弥生の庭風景 梅オワル
枯れた梅は昨日と同様に陽が沈むころのフォト
あえてマクロレンズを使用しなかったのは多分に情緒テキな理由からです
カチッと精緻な描写は置いておき
ユルユルな春をそっと見送りたかった…