親子丼のアタマ

一度は言ってみたい台詞

とにかくツウっぽいと言いますか常連さんらしさに溢れるような台詞ですね、そう「〇〇のアタマをくれ」ってやつです。あ~カン違いしないで下さいよ、札幌で起きた医者親子による猟奇的で凄惨な事件のことではなく、蕎麦屋さんとか大衆食堂で注文する料理の話です。
例えば「中華丼のアタマをくれ」と言えば " ニク野菜炒めの中華あんとじ " が出てくるし「天ざるのアタマ出来る?」なら " 天ぷら盛合せ " が準備されるってことです。今回は『親子丼のアタマ』ね、つまり鶏肉ダシ醤油煮のタマゴとじ… " 親子丼の具 " だけを喰いたいんだよってことですね。
正直な話、そーゆー注文はしたことがありません。確かになんかカッコよさげでデキるオトナっぽいフンイキびしばし出しまくりなんだけど、一歩間違うと「オメーなにカッコつけてやがるんだよ」とか「トーシローのくせに粋がるんじゃねえ」或いは「そーゆーのは下町のエセ文化人で永六輔って仇名されるのさ」と小バカにされるのがオチってことが判っているからです。

親子丼のアタマ   Nippon Kogaku NIKKOR-H Auto 50mm F2   SONY α7

でもねえ、一回くらい使ってみたい台詞であることも確かなのでしてね、玉ちゃんや伝道師だって堂々とオンエアしてるんだからさ…とグジグジ考えたりもします。え~い、そんなら…ってことで、セルフで場面セットをしちゃえばいいんでしょ?

「すみませ~ん、親子丼のアタマだけ貰えますか?」
「あいよ~、親子丼のアタマを1兆…」
おいおい、とんでもない誤変換の登場ですねえ、そんな数字使った事ないんですけど。やり直し。

「あいよ~、親子丼のアタマを一丁」

かくして晩酌のお供は『親子丼のアタマ』で平和な時が流れてゆくのであります、ちょいとガサ増やしにカマボコなんぞ加えてはおりますが。
おニイさんイカしてるじゃないか、キマってるよ。でも外では使わないようにしましょうね。






長月の庭風景  酔芙蓉と紫御殿


富士山の写真を撮ろうと思ってご近所をぷらぷら歩いてゆきましたが
自宅から眺めるのと違ってダメダメな空模様でして
シカタがないのでとぼとぼ歩いて帰る途中
あら~酔芙蓉が西陽に光ってるじゃありませんか

ご近所散歩 酔芙蓉   KONICA HEXANON 57mm F1.4  SONY α7



雨上がりの庭で紫御殿がその色に深みを増しています
今まで「ムラサキシキブ」って呼んでおりましたが
なんとな~く「紫御殿」のほうがしっくりくるような気がしてきました
その葉や実を食い荒らすカメムシ対策で防虫剤も購入しました

長月の庭風景 雨上がりの紫御殿   LZOS INDUSTAR-61L/Z-MC 50mm F2.8  SONY α7