■ 敬老の日にささやかなご馳走を
昨日は「敬老の日」ということで母上にささやかなお料理を作って差し上げました。
…ってねえ、いつも食事は作っているのですけれど、なんとな~く特別感と言いますか、決して高価かつゴーカなものではありませんが、日常からちょいと離れてハレの日っぽい演出を目論んだわけです。
そりゃ妹やその子供たちからはリッパなプレゼントをいただいて喜んでいた母上ではありますが、同居しているバカ息子といたしましては今更プレゼントってのもナニなわけですし、平素から感謝のキモチは伝達してありますのでコレでヨシとしてしまうのですな。まあその辺りは彼女も承知の上でしょうから " 親不孝者のレッテル " を改めて貼り直すテマが省けてよかったんじゃないの?てなもんです。
なかなかに華やかな『うなぎちらし』となりました。まあそうは言ってもテメーで作ったものと云えば " 厚焼玉子 " と " 寿司飯 " くらいですね。鰻の蒲焼と桜でんぶはスーパーで購入したものですから見た目ごリッパなちらし寿司であっても意外にちゃちゃっと出来上がってしまうのですよ。
桜でんぶの甘さに鰻蒲焼のお醤油風味…甘い・ショッパい・甘い・ショッパいが交互にやってくる愉悦、玉子焼のニュートラルな旨味に青ジソ大葉のさわやかさ、酢飯のさっぱり感に粉山椒の刺激的な誘惑、ジツに見事なバランスでこのひと皿が構成されております。
欲を言えば…といろいろ思いつくものはありますけれど、このシンプルなスタイルだからこその美味しさってものがあるのでしょうし、食べ飽きしない旨さが最後まで続くのだと思いますよ。ん~なんかエラソですみません。
いちおー母上はたいそう喜んでくれまして、このお料理にしてよかったなあ…とホッと胸を撫でおろしております。
■ 長月の庭風景 晩夏の陽射し
またまた空蝉であります
シツコいですねえ…
相変わらず風に揺れる葉にしがみついておりますが
陽射しは次のシーズンに向けてゆっくり変化をしております
軒先の鉢植えレモンバーベナは
今年はみょ~にわさわさと伸びてしまいました
さんざんハーブウォーターで使ったんですけどね
どうやら残ってしまいそうなフンイキ
そして何度もこの駄文日記に記しましたけれど
終わったはずのセージがふたたび花を咲かせましてね
柿の木の下に鮮やかなコバルトブルーを散乱させております
ここをねぐらにしていたハグロトンボはもういません