■ その前にヤルことがあるんだよ
中國料理の中では『回鍋肉』が特に好きです。このところ間を開けてしまっていてご無沙汰ではありますけれど、あのシンプルな出で立ちとお味がたまらなくいいんですよね。食品大手某AJのテレビCMでも寛君がそいつを美味そうに頬張っている姿をよくメにしますが、あ~ボクも喰いてえ!とヨダレをジュるってしてしまいます。
早速その某スペシャル商品を購入に走る…と申し上げたいところですが、その前にヤルことがあるんだよ。そう、先日から " 次回の中華の宴は『青椒肉絲』" と決めていたんです。理油は特にありません、まあ強いて言えば僅差で『回鍋肉』に次ぐスキスキ順位だから、ってことくらいでしょうか。
豚ロースの細切りやピーマン類の千切りなど食材は楽勝に準備可能です。あとはテキトーに調味料や香辛料を調合すればオッケーですね、さあチャチャっと作ってビールぐびぐびぷは~の快楽に溺れようではありませんか。
と云っても『青椒肉絲』だけではなんだか物足りない食卓です、こーゆー時のために軽いおつまみとして " 皮蛋(ピータン) " を買い置きしてあるのですよ。保存食なので賞味期限は呆れるほど長く、ホンマに大丈夫かいな…と思うのですけれど、古来からシルクロードを長期間に亘って旅する人々の食料として愛されてきただけあって、その実力実績はホンモノのようです。
あぁ美味いねえ…寛君も『回鍋肉』ばかり食ってないで『青椒肉絲』もひとつどうだい?
このマンピーの…違う!ピーマンのバリバリした食感とニクの柔らかさ、そしてその中庸をゆくタケノコの歯ざわり…次第に押し寄せる豚肉の旨味を取り囲むピーマンの青い刺激がGスポットを…って違うだろってば!青い刺激が舌と胃袋を共感させ、脳髄を震撼させるのだよ。
合いの手に皮蛋をつまみながらビールをぐぐっと…うっへ~たまんねえ…あぁ何てステキな時間なんでしょう。あんなに愛していた『回鍋肉』なのに、コレはかなりキケンな裏切りの予感…どうする Art-Foods 。