焼かまん

焼かまん

日常を特別なものに変える魔法のパウダー

昔は高価でありまた特別な存在だったカマンベールチーズも、今やポピュラーな存在となりました。本家フランスからだけでなく、欧州の周辺国やアジアの畜産大国ニュージーランドからも輸入される量が増大しておりますし、国内のクラフトチーズメーカーや大手乳業会社もその生産に励んでおります。
オカゲで平素の食卓にもその美味しさを気軽に導入できるようになりましたし、またカマンベールチーズを使った新しいメニューも次々に発表されチーズ好きにはウハウハな時代になりましたね。

ワインとスパイス

今回のお料理は特に奇を衒ったものではなく、そのカマンベールチーズを焼いて食す…というごくフツーなものでありますけれど、先日入手したスパイスが " チーズ専用スパイス「ザ・ゴールド」" というニューカマーだったわけです。大手のスパイスメーカー製でもなければ輸入品でもありません、レッキとした日本製ではありますけれど聞いたことのない会社初耳の会社ですね。それにネーミングはキンキラキンタマ金曜日ですが、ちとダサい気もします。でもまあソレには目を瞑ってお試ししてみようではありませんか。うふふ♪オーガニックの赤ワインも準備したし支度はカンペキね。

焼かまん   Carl Zeiss Jena Pancolar 50mm F1.8 (M42 Zebra)  SONY α7

ほとんどアヒージョに近い調理法はお気に入りのオリーブオイル「サルバーニョ」をたっぷり奢りメロウでマイルドな風味を堪能しつつ、クリーミイなカマンベールチーズの旨味と奥深い香りを思いっきり楽しむわけです。そしてここからこの「ザ・ゴールド」の真骨頂が発揮されるのですよ、へえ~美味いじゃないか、こいつがあるとないとでは雲泥の差がありますね。
メーカーの公表成分は生姜・大蒜・食塩・玉葱…そこに二種の隠し味として「味噌」そして「金の太陽花椒」ということになっております。そうか、金の太陽だからゴールドね。その「金の太陽花椒」とは四川省金陽県の彝族(いぞく)だけが生産しているスパイスなのだそうで、圧倒テキにシビレる辛さが特徴とされています。

焼かまん on バゲット

ほどよく溶けていいカンジになったチーズをバゲットにオンしてクチに運べば天国ですけれども、そこにこのスパイスが効いてくるわけです。特別に辛いわけでもなく、ちょっと爽やかなスパイシーさね…程度でありますが、そこがまたいいの。チーズの旨味や香りにお味の深みが加わって最強だと思いますよ、全体がファットで豊かに膨らんでゆく感じです。当たり前になった日常を特別なものに変える魔法のパウダーです。なんだか知ってはいけない領域に片足を突っ込んじゃったみたい。
因みにこのスパイスは本体ボトルに販売会社名として " 株式会社マーケティング・コア " の名と所在地があるだけ、また添付されていたパンフレットにはそれすら書いてないのね。う~ん、次回はいったいどうしたらいいんじゃい。
 
 

 
 
 
 

睦月の庭風景  水仙の開花


慌て者の梅一輪に先を越されましたが
予定通り水仙の開花1号がゴールインです
近づくといい香りがしますが
本格開花は未だちょっと先ですね

睦月の庭風景 水仙の開花1号   Asahi Opt.  Super-Takumar 135mm F3.5  SONY α7