ファースト・トマト

ファースト・トマト

ニッポンの元祖ブランドトマト

ファースト・トマトは太平洋戦争中の昭和13年、愛知県豊橋市で誕生しました。それまでの品種と異なり先端が尖っているのが外見上の特徴で、しっかりした果肉と穏やかな酸味、そして皮が薄くて食べやすい品種でしたが、1985年に桃太郎トマトが開発されるとイッキに逆転され、ニッポンのトマトはほぼ桃太郎トマトに席巻されてしまうわけです。栽培がラクで日持ちも良好、しかも糖度が高いものが多かった桃太郎トマトはやはり市場を占拠しました、フルーツトマトの始祖みたいなものですからね。
消え失せたかのように見える哀れファースト・トマト…しかし近年になって昔懐かしいトマトの味が見直され、このファースト・トマトも復権の機を窺っているのです。エロおやぢもジツはそんなファースト・トマトを見つけ、コドモのころに食した青臭くて原種のトマトに近い風味を楽しんでみたくなりました。

ファースト・トマト   Asahi Opt.  Super-Multi-Coated Takumar 120mm F2.8  SONY α7

未熟なうちに出荷して評判を落としてしまった過去の失敗から、最新のファースト・トマトは樹で完熟させてから市場に送り出すようにしているそうです。あ~如何にもトマトらしいトマトってお味で美味いものですね、こうした品種は加熱したりせず、生のまま冷しトマト…塩を振ったやつね…で食すのが一番かな。昔に較べると穏やかな風味に感ずるのは、テメーが齢をとったせいかも知れませんが。
そう言えば北海道に住んでいたころはトマトにお砂糖をたっぷり振って食すヒトが多かったものです。当時はゲッと思い、そんな食べ方を毛嫌いしておりましたが、先日面白半分にお砂糖をかけて食べてみたら…あら~美味しいじゃありませんか。なんだかステキな風味のするスイーツみたいになるんですよ。うふふ♪もしかしたら今年の夏はソレにハマるかもね。



 
 
 
 

ちょっとお散歩 April 02. 2024. 2-1

 


出遅れも 優しく迎える 葉桜よ
 
 
あぁ葉桜になっちゃったなあ…
と惜しみ眺める桜の木に
出遅れてしまった桜花が一輪
遅咲きの人生にもエールを送ってくれるヒトはいるのかなあ…

ちょっとお散歩 April 02. 2024. 葉桜に桜一輪   Ernst Leitz M-ROKKOR 90mm F4  SONY α7

 
 


簡易な物置小屋のようですが
なんと窓の内側に繁茂した植物の影が!
いったい内部はどんな構造になっているのだろう…と思うけれど
ちょっと怖くて覗いてみることも出来やしない

ちょっとお散歩 April 02. 2024. Behind the windows   Ernst Leitz M-ROKKOR 90mm F4  SONY α7

 
 


モーレツなコントラストを構成する壁
正体はトキワマンサクの花でした
人工甘味料みたいなイメージを持ってしまいますが
これだって自然が創り出したマチエールなんですよね

ちょっとお散歩 April 02. 2024. トキワマンサクの壁   Ernst Leitz M-ROKKOR 90mm F4  SONY α7

 
 


祠の正面は建物の壁
何か方角テキな意味があるのでしょうか
わざわざこんな配置にしなくても…
と思ってしまうのがトーシローなんでしょうな

ちょっとお散歩 April 02. 2024. 田中町倉庫の祠   Ernst Leitz M-ROKKOR 90mm F4  SONY α7