叉焼の玉子炒め

叉焼の玉子炒め

ピンチの切り札は玉子料理

過日に作っては食した豚肩肉のこっくり煮ですが、予定通り大きなブロックは叉焼として冷凍保存しましたけれど、少し残った小さめのものですね、ちょうど豚角煮サイズのものがハンパな分量で目の前にあるわけです。
もちろんソレだって冷凍保存してもよい訳ですが、なんとな~く始末してしまったほうがいいような気がしましてね、何かのお料理に変身させては喰っちまおうぜ!と云うことなのです。エロおやぢが酒の肴にするには充分な量なのですが、母上と二人前のオカズとなりますとやや心許ない量でして、ここは何かでガサ増やしをして取り繕う作戦に出るのが吉と考えました。
そう、困った時はタマゴ料理です。お味テキにはどんな食材でも受け入れてくれるし、ふんわりとさせて見た目もリッチ&ファッティー、しかも安上がりときたもんだ。昨今の食料品値上げで高くなりましたけれど、それでも相対的にはお安い食材ですよね…ピンチの切り札であります。

叉焼の玉子炒め   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

やや厚めにスライスした叉焼を、在り合わせのヤサイやキノコを加えた溶きタマゴと一緒にニンニクオイルのフライパンでジャジャっと炒めるだけです。叉焼はそのまま食べられるものですから加熱具合とかは意識しなくて結構ですね、タマゴが頃合いよく固まれば出来上がりです。
今回はたまたま購入してあったチンゲン菜を茹でたものと合わせましたが、その時入手できるお野菜でオッケーです。
あぁ美味いものですな、タマゴ料理ってホントに無難によくまとまってくれるものです。そうそう、こいつを食す時は餃子のようにラー油を加えたお醤油をちょびちょび付けながら食すと一層美味しくなりますよ。
 
 

 
 
 
 

卯月の庭風景  二種の水仙


庭には何種類かの水仙がありますが
これはレモンイエローの華奢なタイプです
日中の太陽にソッポを向いて立ってますが
このほうが居心地がいいのですかねえ

卯月の庭風景 水仙の後ろ姿   PETRI CAMERA C.C Auto Petri 55mm F1.4  SONY α7

  
 


一本の軸にひとつの花がつく糸葉水仙ですが
ナゼか三つの花塊となって
寄り添い助け合うように咲いています
小さな花の生き残り戦術なのかな

卯月の庭風景 糸葉水仙の花塊   PETRI CAMERA C.C Auto Petri 55mm F1.4  SONY α7

 
 

 
 
 
 

豚ロースのピリ辛甘酢生姜焼

豚ロースのピリ辛甘酢生姜焼

コウケンテツさんの新作メニュー

購読している全国紙の朝刊に料理研究家コウケンテツさんの新作メニューが掲載されておりました。記事ではなく食品メーカーさんの広告なのですが、折しも母上が豚ロースのスライスパックを購入してあったものですから、これ幸いにお試ししてみることにしました。

コウケンテツさんの新作メニュー

基本は " 豚肉の生姜焼 " なので難しいテクニックや知識は必要ありませんが、レシピのタレの調合を見ますと「酢」が入っているわけですね、はは~ん " 甘酢しょうが焼き " ってのはソコがポイントなわけですか。
広告では豚バラ肉を使用しておりますが、ロースでもそこそこ美味しくいただけるんじゃないですか?てなことで、掲載フォトの美味しそうな出来に期待もどんどん盛り上がってゆくのであります。

豚ロースのピリ辛甘酢生姜焼   KONICA HEXANON 57mm F1.4  SONY α7

これまではテメーが改良考案した生姜焼のタレで満足しておりましたけれど、ニンニクも効いていて濃~い濃いお味なものですから、今回のレシピは拍子抜けするくらいあっさりスッキリなものになりそうな予感です。こんなんで大丈夫なの?と心配にもなります。
さてそのお味は…
おぉ~っ!美味いじゃありませんか、エロおやぢのタレのようにコテコテどろどろしていないのに、しっかり喰いついてくる旨味。あ~やっぱり研究家を名乗るプロフェッショナルは違うよなあ。お酢もいい感じに馴染んでいて、これは大切にメモリーしておきたいレシピのようです。コウケンテツさん、ありがとうございました。今年の夏はコレで乗り切ります。
 
 

 
 
 
 

ちょっとお散歩 March 31. 2024. 


難しいハナシは抜きにしてご説明差し上げますが
このレンズは使っているデジタルカメラに合っていないのですよ
画面の四隅が暗いでしょ…本当はもっと小さなセンサーに適したものなんです
まあそれでもこの仕上がりが気に入っているので面白半分の続行です

潤井川野中橋下治水工事   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

 
 


ぷらぷら散歩してゆくと
市内を流れる川では河川工事が行われておりまして
きっと何年もかかる大掛かりなもののようです
そしてその近所の公園には紫木蓮(シモクレン)がちょうど花盛りでありました

紫木蓮   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

 
 


平日の昼間は無人の公園ですが
きっと春休みや休日であっても誰も使わないんじゃないか…
ってくらい寂しい状況
いや…このフンイキって嫌いじゃないんですけどね

浅間三の御前児童遊園   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

 
 


何に使っているのか不明な倉庫ですが
シャッターにしっかり番号が振られているところは
なんだか緊張感がありますよね
サンダーバード1号…2号…

番号扉倉庫のある街角   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

 
 


何かの工場のウラには桜が二本
ほぼ満開ですが誰も見に来てないところが寂しさを助長します
工場敷地内じゃなかったら花見するヒトもいるのでしょうけれど
それでも毎年こうして花を咲かせては自らその価値を確かめているのです

桜咲く工場裏   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY α7

 
 

 
 
 
 

蕗と厚揚げの炊き合わせ

蕗と厚揚げの炊き合わせ

渋くそして奥ゆかしい春の薫り

いつものスーパーで蕗(フキ)を見つけ、おっこれこれ!とカゴに入れました。若いころは蕗なんて見向きもしなかったのに、ナゼかみょ~にその印象的な苦みが気に入ってしまっているのですよ。
渋くそして奥ゆかしい春の薫り…春の遅い北海道では五月の連休あとにならないと山に登場しなかった植物ですが、遠足で行った野山ではウドやワラビと共に必ず収穫しては家に持ち帰ったものです。

蕗と厚揚げの炊き合わせ   Nikon NIKKOR-S・C Auto 50mm F1.4  SONY α7

いろいろな調理方法がありますが、今回はごくスタンダードな『蕗と厚揚げの炊き合わせ』にしてみました。皮を剥いて下茹でした蕗を淡口の出し汁で厚揚げと共に炊いたもの…まさかこんな料理をテメーが作ることになるとは夢にも思わなかった若き日々でありました。
こーゆー煮物を肴に日本酒をグビリと飲る快感…あぁニッポンの春ですな。
そして銀鱈の西京味噌漬焼に白和えや金平牛蒡、決して高価な食材ではありませんが、日々の幸福感ってこんなところにあるんですよね。でも失敗したなあ、蕗がもっとしっかり写るようなアングルで撮影すればよかったものを。ま、いっか~。



 
 
 
 

卯月の庭風景  紗雅と木瓜


あまり大きな株にはなりませんが
それでも毎年花開いてくれる紗雅(シャガ)
どこにでもある花ですが大好きな花のひとつでもあります
その昔いちど清水の山奥で群生しているのを見かけました

卯月の庭風景 紗雅   Nikon Ai AF MICRO NIKKOR 60mm F2.8  SONY α7

 
 


これも毎年10円玉くらいの可愛らしい花を咲かせる木瓜(ボケ)
ヨソの木と違ってウチのは楚々としておりますが
とってもチカラ強い赤が印象的でしてね
庭の片隅がパッと華やかになります

卯月の庭風景 木瓜   Nikon Ai-S Micro-NIKKOR 105mm F4  SONY NEX-7

 
 

 
 
 
 

豚肩肉こっくり煮

豚肩肉こっくり煮

いただきレシピでズボラ飯

学者を気取っていたが決して識者でもなく、また政治家を装ってはいたけれどただの親中媚韓工作員だったオトコがようやく「辞任」というコトバをクチにしました。そう現在の静岡県知事を務める川勝平太という売国奴です。
御殿場市のコシヒカリ発言や今回の県庁新職員訓示に於ける職業侮蔑発言…数々の失言(ご本人にとっては本音)などモンダイ山盛りの知事でしたが、最大の犯罪は国策であるリニア中央新幹線の工事妨害という行為でありました。理屈にもならない詭弁、約束の反故、科学的根拠に欠ける言動…これまで平然と行われてきた県民への裏切り行為を断罪しなければなりません。このオトコを静岡県知事として推進してきた団体や個人も同様の責を負うべきかと思います。
そうそう、前回の問題発言時に返却すると言った給与と賞与、まだその手続きは行われておりませんよね。それにもう辞めると言ったんですから今後の給与はナシってことでいいですよね?もしかして六月に去るってことは、まさか夏の賞与を貰ってから辞めるつもりですか?
そうだとすれば県民の意志としては罷免の動きを加速させなくてはなりません。

   ◇      ◇      ◇   

 
 
いつも冷凍保存してある自家製叉焼を使い切ってしまったので、そろそろ作ろうかと思い豚肉の肩ロースブロックを購入してきました。その仕込み準備を始める前にちょいとⅩ(旧Twitter)でも覗いておこうかとタイムラインを追っていると、以前からお世話になっている浪速の独り上手「なっきー」さんのツイート(今はポストと云うらしい)に美味しそうな煮物があるではありませんか。

豚肉煮物の食材

へえ~叉焼もいいけれど、ジャガイモや人参なら常時保存してあるしコレにしてもいんでないかい?てなもんでして、早速その調理に取り掛かるわけです。ええ、パクっちゃうって寸法ですな...悪いオトコです。
でもお相手はお笑い芸人さんですから、各方面から引っ張りダコでとても忙しいわけですね、きっとタタッと作れて美味しいお料理に違いありません、簡単な説明も添えられていて、要は " 豚ブロック人参じゃがいも玉葱入れてテケトーに味付けして煮込むのは約5分!" ということなのですな。これは有難い、いただきレシピでズボラ飯って調子よすぎるカンジも致しますが、平野区レミを自称する大阪のおねーさまならきっと許してくれるでしょう。

なっきーさんのお料理(XのTLより)

この " テケトーに味付け " ってところが大阪らしくてスキです。Xにアップされているお料理を拝見しても、それこそテケトーに見えてもジツはちょっとしたコダワリがあったり思い入れが感じられたり地元愛が存在していたりと、エロおやぢのように真のズボラ野郎ではないところがあって、食い倒れの町の歴史と伝統を感じます。やっぱりスゴいですよ、大阪って。

豚肩肉のこっくり煮   Asahi Opt. Super-Takumar 55mm F2 (Yellow Letter, Later Font)  SONY α7

ジツはなっきーさんのレシピ通りではなく、残った豚肩ロースを叉焼としても使いたかったので、いつものように表面を焼き炙ってからしっかり煮込んだものにしました。ん~ちょっと角煮風になってしまい、出来上がった感じが全く別のお料理になってしまってますね…これではパクったとは言えません。まあキッカケをいただいたってところでしょうか、でも豚ブロックだけでなく人参やジャガイモがとても美味しくいただけて満足なひと皿となりました。
なっきーさん、ありがとうございます、オカゲで楽しい食卓になりました。ご本人には「パクらせていただきます」と連絡済ですが、カッテに違うレシピに変更してごめんなさいね。次回は叉焼を作る予定のない時にチャレンジしてみますから。
 
なっきー(2019.11.23 12時ナッキィから改名)
https://twitter.com/nackyremi 
 
 

 
 
 
 

ちょっとお散歩 March 30. 2024.


レトロな建物の庇はすっかり年季が入っていて
その経年の美しさにしばし見とれてしまいます
家具屋さんの倉庫なのでトリコロールに塗り分けてあるのですが
その色合いも渋くなっていて時代を感じますね

ちょっとお散歩 March 30. 2024. 鉄骨構造とスレート庇   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 


跨線橋の軒下は管理地になっておりまして
様々なモノが置かれておりますけれど
富士山の御神火まつりの神輿が
何故にココにあるのかと…

ちょっとお散歩 March 30. 2024. 跨線橋管理用地   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 


見かける椿の花はどれも無残な姿のものばかり
ここでも地面に散り落ちて季節の残骸となっております
そのうち朽ちては風に飛ばされ
その存在があったことさえ誰もが忘れてしまうのでしょう

ちょっとお散歩 March 30. 2024. 落ち椿と水溜め   Olympus PEN-F F.Zuiko Auto-S 38mm F1.8  SONY NEX-7

 
 

 
 
 
 

なんちゃってカニ玉ラーメン

なんちゃってカニ玉ラーメン

廉売コンビで快勝

世の中はランキングとか勝ち負けにこだわるお方が多いようですが、不肖エロおやぢと致しましてはそういった優劣や上下を決めたがるヒトのお気持ちは理解できません。そう思うのは勝手ですが、憚りなく公言するとか、あたかも世間の意向であるかのようなご意見には賛同致しかねるものであります。
例えば某マスゴミのアンケート調査では、ニッポンのギタリストの一位は誰かと云いますと〇テイ君とされているわけですよ、ええっ!?まさかあの下品なオトコたいして上手い訳でもないのに…そりゃ商業的には成功しているのでしょうけれど、ギタリストとしての実力はと云いますと、う~ん…なワケでして、売り上げ人気ランクなら上位に入るかも知れませんが、音楽史的側面や楽曲・作曲・編曲の評価ならランク外は確実ですな。ほら、まだまだいらっしゃるでしょ、世界的に活躍されてるあの方やこの方が。あっ、知らないだけでしたか…アンケートしてるマスゴミライターが勉強不足で知らないんだから仕方ないか。
住みたくない県のランキングなんてものもジツにくだらない集計でありまして、東京に住んでいる放送ギョーカイ人が面白半分にやっているだけのこと、もう虫唾が走るくらいイヤな発想ですよ。
こうしたランキングなるものがモテ囃される背景には、蔑むヒトがいないと自分のアイデンティティが失われるような焦りや、他人を蹴落としてでも自分のポジションを保ちたいといった考えの方が如何に多いかと云うことなのでしょうね、ヒトを貶める前にもっと自分を磨けよ、もっと学べよ…と思います。

廉売コンビ(カニカマ&醤油ラーメン)

さて何故にこんなハナシを持ち出したかと云いますと、テメーが作ったお料理が世間一般で言うところの " なんちゃって " な『カニ玉ラーメン』なのでありまして、ホンモノをお知りになられていらっしゃる方々から見れば「市井の民はこんなもん喰ってんのかい」みたいなものなのでしょうけれど、どっこい出来上がったラーメンのお味はそのコストを鑑みた時に、これまでの常識を覆す価値観と侮れない世界観を持っているわけなのですな。
しかもカニカマは¥128、醤油スープのラーメンは2食入りで¥99という廉売コンビです、相撲なら幕下扱い、野球ならウェスタンリーグ所属球団、サッカーならJ3ってところでしょうか。このランク外コンビが信じられないくらいの美食を生み出すのです、つまりそういった順位付けが如何に無意味なものであるか、ヒトもモノも使う人間次第ってことが判るわけですよ。

なんちゃってカニ玉ラーメン   Nikon Ai Zoom-NIKKOR 28-50mm F3.5 S  SONY α7

いつもは地元製麺メーカーさんのラーメンを中心に購入しておりますが、この岐阜県のメーカーさんのラーメンには何の遜色も見当たりません、とても美味しくいただけるものです。まあ地元企業の応援という側面がありますからこの廉売ラーメンを常時というわけにはゆきませんけれど、フツーにいただくお食事として立派なものであると断言しましょうか。
カニカマをタタッと玉子で綴じて醤油ラーメンにトッピング…あ~美味いじゃないか、カニの風味だってちゃんとするし、もちろん食感だって申し分ありません...まさに廉売コンビで快勝です。海外の一部の国ではホンモノのカニより人気があるらしいですからね、もう " なんちゃって " なんて蔑んだ呼び方をするのはあまりに自虐が過ぎることなのかも知れません。
少ないコレステロールの数値や良質なたんぱく質含有量の多さなど、栄養価的な面に於いてもカニ正肉とはまた違った優秀さがありますからね、これからは正々堂々と『カニカマ玉とじラーメン』と…って長すぎだしなんかシックリ来ないなあ、どちら様かスパッとキレのあるいいナマエを考えて下さいな。



 
 
 
 

卯月の庭風景  糸葉水仙と八重咲白椿


そろり控えめに咲き始めた糸葉水仙でしたが
だんだん勢いがよくなってきました
大雨の予報が脳裏にチラつく早朝
既にポツポツと雨粒が…

卯月の庭風景 糸葉水仙   Asahi Opt. Super-Takumar 55mm F2 (Yellow Letter, Later Font)  SONY α7

 
 


想いを寄せる人に突然に出くわし
サッと物陰に身を隠す乙女
羞恥心からなのか俯いたまま目も合わせられない…
そんなシチュエイションを想起させる八重咲の白椿

卯月の庭風景 八重咲白椿   Asahi Opt. Super-Takumar 55mm F2 (Yellow Letter, Later Font)  SONY α7

 
 

 
 
 
 

黒カレイの煮付け

黒カレイの煮付け

やっぱり居酒屋風

産卵を控え脂ものっていて、しかも子をたっぷり抱えた黒カレイは今が旬の真っ最中であります。北海道の沿岸で漁獲されたものが未冷凍のままこちらまで運ばれ、煮付けや焼物にするばかりの姿で販売されているのは大いに助かります。まあ本来は姿のままで購入し、テメーで捌いて用いる方が美味しいに決まっているのですが、近年の消費者はエロおやぢ同様に自宅でのテマヒマを惜しむ方が多くなったせいか、姿で販売されているのをすっかり見かけなくなりました。近所に漁港直結タイプの魚市場でもあれば、間違いなくそちらに出向いて鮮度優先で購入するのでしょうけれど、残念ながら近隣にそのシステムは存在しません。
さて今回はその旬の黒カレイを煮付けでいただくことにします。初冬のころにいちどそうしたお料理をした記憶がありますが、今時期は身肉の厚み・脂のり・子の大きさ…三拍子揃っていて更に美味しくなっているに違いありません。

黒カレイの煮付け   MINOLTA MC ROKKOR-PF 50mm F1.7  SONY α7

ジツを申し上げますと、ここ数回の煮魚は実験も兼ねてレシピを変更しておりました。お醤油の配合比率を変えたり、お砂糖の分量を控え目にしてみたり…と試行錯誤しておりましたが、全てあまり良い結果とは言い難いものでありました。いや決して不味かったわけではありませんけれど、思い描いていた美味しさとは行き違いがあったと云うことです。
やはり鯛や鰈など白身で淡白な魚種であっても、しっかり濃いめのお味…つまり居酒屋さんで提供されるような甘辛煮汁が支配する煮魚ですね、そのほうがエロおやぢの好みなようです。母上も長年このお味に慣れ親しんできたせいか、こちらのタイプのほうが箸が進むようです。
品の佳い料亭や小料理屋さんではもう少しはんなり淡クチの調味で白身魚の煮付けを楽しみますが、どうも大衆的なお味の方がクチに合うエロおやぢでして、こうした嗜好ではハイソな階層に属することはもはや不可能と思われます。うんうんそんなことより、ヌル燗もう一本つけますか。
 
 

 
 
 
 

ちょっとお散歩 March 27. 2024.


水温む春…
心地よい音をたてながら滔々と流れる湧き水
水路のちょっとした淀みには浮草が溜っていて
照度を増してきた陽光をしっかり受け止めています

ちょっとお散歩 March 27. 2024. 水路に溜まる浮草   Nikon Ai Zoom-NIKKOR 28-50mm F3.5 S  SONY α7

 
 


結局いつもの黒田八幡宮さままで歩くことになりましたが
子供たちの遊び場になっている境内には
小さなサッカーボールがぽつんとひとつ
慌てて帰宅したのかきっと忘れて行っちゃったんですね

ちょっとお散歩 March 27. 2024. 忘れ物   Nikon Ai Zoom-NIKKOR 28-50mm F3.5 S  SONY α7

 
 


石鳥居には皇太子さま云々の文が彫られております
年号から推測すると昭和天皇のことですね
何かのイベントを記念して建立したもののようで
注連縄も立派なものが奉納されております

ちょっとお散歩 March 27. 2024. 黒田八幡宮の石鳥居と注連縄   Nikon Ai Zoom-NIKKOR 28-50mm F3.5 S  SONY α7

 
 

 
 
 
 

シラスとホタルイカのアーリオ・オーリオ

シラスとホタルイカのアーリオ・オーリオ

春の海の幸 第二弾

昨日の駄文日記にて申し上げました通り " 生しらす " は未だ入荷がありませんでした。それでも茹でたシラス、しかも無凍結の上物が手ごろなパック詰めで並んでいるではありませんか。近隣の漁港で水揚げされたものが間髪を置かず茹で上げられ、そして配送ルートに乗ったもの…こうしたものはどうやって食しても旨いに決まっているのでありまして、まあいつもは炊きたての白ゴハンにどさっと乗せて食すのが常でありますが、せっかくの春漁新物とくればちょいとメモリアルなお料理にして食してみたいものです。
茹でシラスだけなら菜の花と共にパスタでいただくのが伊豆のオーベルジュあたりの花形料理のようで、SNSやグルメ番組にもよく登場しておりますが、同じく旬の食材として兵庫県から運ばれてきたホタルイカもあるのなら、別の春ヤサイと共に三重奏でのスイングというステージも楽しみですよね。

シラスとホタルイカのアーリオ・オーリオ   CANON FD 50mm F1.4 S.S.C.   SONY α7

ベースとなるステージは平板になりがちな中盤を、たっぷりのガーリックでしっかり組み立ててやることでしょう。茹でシラスのはんなりとした甘みやホタルイカの濃密な滋味を、地中海料理の旗手であるアーリオ・オーリオがしっかり支えてくれます。お好みで唐辛子を加えて緊張感のあるお味にするのも悪くありませんが、春のファーストステージはガーリックだけにとどめて、まもなくやってくる温暖で心地よい日々に想いを馳せる…そんな食卓がふさわしいかと思います。
 
 

 
 
 
 

弥生の庭風景  白のクリスマスローズ


今年の白いクリスマスロースはナゼか花が少な目でした
それでも鉢植えの一角で美しい姿を見せてくれて
来年への期待を繋いでくれます
花が終わったら土も入れ替えてお手入れしましょうか…

弥生の庭風景 白のクリスマスローズ   Carl Zeiss Jena Sonnar 135mm F3.5 (M42 Zebra)  SONY α7