『ホタテ串カツとアジフライ』@富士山やさいセンター

例によってネギなどの野菜を購入に農民市場へ向かった。モクテキの品以外にもお得な買い物ができてホクホクだったのだが、漬物は“富士山やさいセンター”の方が豊富なのでついでにメガーヌを走らせた。


農家が直接持ち込んで販売している市場がクルマで5分もかからない位置に複数あるのも珍しい。それぞれに特徴があってアレならコチラ、ソレならアチラと使い分けしては便利にしているのである。
まだ黄色い花の付いているキュウリもあって白菜の漬物と一緒に購入したが、その場内にはナニやら揚げ物のイイ匂いが漂っていた。写真は昨年撮影したものだが、右側の青い壁の辺りに業務用フライヤーを持ち込んでコロッケを販売しているオバチャンがいるのだ。


ちょうど昼ドキだったので「しめしめ…揚げたてのコロッケでも買って帰るか♪」とコーナーに行くとコロッケだけでなくホカのフライも販売していて、試食までさせているではないか。
アジのフライもあるしホタテをネギと一緒に串に刺したフライもあって、なんだか昼間っからビールを飲りたくなるような取り合わせなのである。どうせ中二女子剣道部員はシーフード系にはテをつけないので1コ¥40の手造りコロッケをいくつか買い、ボクはアジとホタテを一つづつお願いした。ドチラも手造り、しかも¥100だ。
「ちょっと待ってね〜」
オバチャンは発砲スチロールのハコから取り出した生フライをフライヤーに入れて揚げ始めるが、次々に入ってくるコロッケの注文にも応じなければならないので忙しそうだ。
少々待たされはするもののスーパーの惣菜コーナーに並べてあるようなグニャグニャ揚げ物ではなく、揚げたてカリカリサクサクを持ち帰りできるのは有難いコトなのね。家に戻って早速キャベツの千切りをし、まだ熱いフライにかじりついた。ん〜美味い…♪
チンケなアジではなくけっこー大きくて身肉も厚いのが嬉しいし、ホタテ串カツに至っては大きな貝柱が2ツも刺さっていてコレほどお得なフライはそうそうあるものではないだろう。
あぁ、お昼じゃなかったらなぁ…
ビールも飲りたかったよなぁ…


富士山やさいセンター
静岡県富士宮市山宮392-15
TEL=0544-58-1233

地図



☆ ココは地元産天然キノコも豊富な市場です。 クリックで応援して下さい…





霧雨の朝
もちろん富士山は見えないし…



7:02AM, March 02. 2010.










う〜様
おはようございます! とんかつソースは卒業っ、ウスターソース党に入りました(^o^)v
いや〜かなりムカつくんですけどね(笑)がんたから貰った“ばらソース”が美味くってさぁ♪ 神戸のソースって本当に美味しいですよね… プリンセスソースはあっという間に消費してしまいましたよ。
どのソースもキモチ甘めなのですが、なんともふくよかなお味で食卓が豊かになりますね! 天ぷらにソースをかけたくなるキモチがよく解ります。
そうそう、神戸のソースってほんのりお醤油の片鱗を感じるんです…



harukoさん
おはようございます! おっ、出ましたねぇ「ユニオンソース」関東代表ってカンジですか〜♪
ソースの話になるとヤバいんだよね、みんなそれぞれに思い入れや好みがあってさ。富士宮焼そばもお店によってずいぶん使用ブランドが違うしね、ブレンドして使ってるお店も多いし…
ボクは大井川・鈴勝さんの「ワサビ印ウスターソース」のハードな味が気にっていてねぇ、コレがまた富士宮焼そばに入っている大量のキャベツの甘みにマッチしてさ〜(^o^)v
ところがこのごろ神戸のソースに浮気しちゃってまして、なんだかヨクワカンナイけど美味いんだな(笑) 
あ、そうそう…富士山やさいセンターのコロッケ出張販売は毎日じゃないと思うから、電話などで確認してからのほうがいいと思うよ。ボクも何度もソコに行ってるのに、そんなん見たのは初めてだったしね〜



かぶちゃん
おはようございます! 貝は高いのよ、どんな貝でもさ(笑)
いや〜中国産のハマグリはけっこう廉売してるけどね、やっぱりおチバのハマグリ・アサリはブランドもんですから高いですね。
あ〜焼ハマグリ喰いてーなぁ、九十九里まで行ったのは去年の春だっけ… 
アジフライ、ソトはカリカリサクサクでさナカはほっこり旨みじゅわ〜(笑) ネギ+ホタテ+ネギ+ホタテの串カツなんてさ、もうサイコーって!叫んでも恥ずかしくないぜよぉ。アジはウスターソースでキマリだけど、ホタテはどっかりタルタルのせってーのも悪くないと思うな(^з^)-☆
今年の神戸サミット「ソース買いまくりツアー」もオプションにしようよ(笑)



dar-herさん
おはようございます! やっぱり罰なんですかね…(笑)
ヨクボーに負けない強靭な理性は持ち合わせていませんが、たまってしまった煩悩のハケ口を夜のお楽しみにするくらいはイイじゃないですか…と強く主張したいのですよ(≧∇≦)b
って神様はお与え以上はくれませんし、カッテに貪る者には罰を…ってコトですかねぇ〜
あ、尿酸値ってコトバ、このブログでは禁句ですから(爆)

 雨降りでも楽しみはあるのさ…

先週の金曜日はあいにくの雨だった。せっかく遠方から訪ねてきてくれる友人に富士山はおろか駿河國の美しい風景を見せてあげられないのはジツに残念なコトである。
まぁそうは言っても雨の日には雨の日の楽しみ方というものがあって、ボクはソレもキライではない。逆に以前から気にはかかっていたものの、なかなかジッコーできないアレやコレといったスペアプランで有意義な一日を過ごすのである。


出発前に当家の前でメガーヌ君を撮影… と云うのは真っ赤すぎるウソなのだな。いつかはこんな家に住んでみたい…と思える素晴らしい建物は静岡市の高松という海岸にほど近い場所に建つ“旧マッケンジー邸”だ。
ココを知ったのはもう30年も前の話だがようやく訪れる機会に巡り合った。入館する前からその存在感は圧倒テキで歴史の重みと時代の変遷を如実に現している。


静岡市が管理する国登録有形文化財なので庭なども含めて隅々まで美しく保管されている。
ボクがココで拙い文章で書き連ねるよりも静岡市のホームページをご覧になっていただいた方がよくご理解していただけると思う。とにかく素晴らしい…のヒトコト、ハデな文化財ではないので見学者も少ないようで、こんな雨の日には貸切で見学出来ると云う幸運もあった。
邸内の写真撮影は自由になっているがチャラチャラと表現出来る類のものではなく、ぼくはシャッターを切るキモチにとてもなれなかった。
またいつかジックリとこれらの遺産と対峙してマッケンジー夫妻の思いを伝えられれば…と思っている。


旧マッケンジー
http://www.city.shizuoka.jp/deps/bunkazai/bunkazai_hogo_mackenzie_index.html



さて旧マッケンジー邸のコーフンを胸に次なるお楽しみは“いちご狩り”である。
元々は清水市の西端だった久能とは、徳川家康の墓碑もある久能山東照宮のある場所で日本平の南側・海岸線伝いの細長いエリアである。日当たりも良く水ハケのよい砂地であったことから戦前から『石垣苺』の産地として確固たる地位を築いてきたチョ〜有名観光スポットでもある。
清水生まれのニンゲンとしてはココが市町村合併によって静岡市と冠するコトにかなりな抵抗を感じるがソレも時代の流れでシカタのないコトなのだな。
そんな講釈はどーでもよくて、とにかくココのイチゴは美味しいのである。久能のビニールハウスでいちご狩りをしたのは10年ぶりくらいであるが、料金もムカシと変わらず新鮮で甘い果実にありつけるは有難い。


年末年始の特定日を除きオトナひとり¥1800という入園料をどう捉えるかは個人差があると思うがボクは決して高いものだとは思わないし、コレだけリッパな粒を思う存分楽しめるのであるから逆に安いくらいに感じる。
メをつけていた古来種を保存しているイチゴ園はお休みだったのでテキトーいきあたりばったりで突入したが、な〜にナカナカに結構なものである。
現在主流の章姫のハウスに入れていただいたが、真っ赤に完熟した極大粒がズラリと並んだ石垣からプチリと外してはクチに運ぶと一般市販ではとても体験できない香りと甘みが拡がり誰しもを最高の笑顔にしてくれる。


静岡市久能のいちご狩り
http://www.kunou-ichigo.com/


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


以前にイチゴ狩りをしたときは欲をかいてハウス内の実を喰い尽くすようなバカなマネをしてしまい、挙句の果てにそのアトのゴハンが食べられなくなってしまった苦い経験をしているので、今回はソコソコに楽しんでお終いにした。


イチゴは午前のオヤツといったカンジでいいハラ具合だ。昼食はココ!と決めていたので迷わずエキパにメガーヌ君を突っ込む。
本当は静岡市の西に位置する丸子宿まで行って名物の“とろろ汁”をごちそうしてあげたかったのであるが、観光バスが何台も押し寄せるような有名店はイマイチのお味だし、大正時代からやっているような料亭は最低でも一人5野口さんという予算が必要で緊迫財政を強いられている当家としてはオイソレと乗るワケにはゆかないのだ。
ウ〜ム、丸子のとろろ汁は難しいバランスなのである。
ところがJR静岡駅に隣接するASTY西館にはその老舗料亭の子分格がリーズナブルな設定で名物のトロロを食べさせてくれているのだ。コレは利用しないテはない。特にランチは千円程度から数種類用意されていて、いつもサラリーマンやお買いもの主婦などで賑わっている人気店でもある。
ボクたちはその中から『いざよい』と名付けられた“鮪の山かけ”つきの定食をお願いした。麦ゴハンに赤だしみそ汁、トロロの磯辺揚げと三種の小品がセットになっている上に“とろろアイス”のデザートまで運ばれる大サービス品だ。


山かけには新鮮なマグロの赤身がたっぷり入っていてシソやミョウガ・ネギ・ワサビ・焼海苔といった薬味が添えられている。トロロにはいい塩梅の味付けが既にされているのでそのまま麦ゴハンにかけてバックリわしわしと喰らいつくコトができるのね。
あぁ、美味い。サイコーだ。もうコトバなど発するヨユーもなく、ただただモグモグと食べ進むのみである。
塩でいただくトロロの磯辺揚げは酒が欲しくなってしまうような逸品で、このお店を夜に利用するならば絶対に外してはならない品だろう。三連角小鉢に盛り付けられた大根なます、胡麻豆腐、湯葉の魚卵和えなどドレひとつとして唸らずにはいられない美味しさはサスガ老舗料亭のDNAを汲むワザである。
そしてそっと出されたおクチ直しの“とろろアイス”がはんなりとした山芋の香りで、なんともココロを和ませてくれる。駅ビル・レストラン街の一角にあるのでそう落ちついたフンイキではないが、静岡らしいエッセンスに満ちたいいお料理を頂けるお店として安心して薦められる。


待月楼
http://www2.tokai.or.jp/taigetsuro/


府中庵 待月楼
http://www.fuchuan-taigeturou.com/




☆ とろろ汁も駿府宿の隠れた名品なんですよ。 クリックで応援をお願いしますね…





今朝の富士山
四日間ほど隠れてましたが、今朝やっと…
少しだけ冠雪に厚みが増したような気がします



8:17AM, March 01. 2010. @Fujinomiya-City
Original Photo










みいさん
おはようございます! ドライブデートにはモッテコイのコースなんですな、久能は(笑)
サングリアってスペイン料理のお店があって、ホテル・グリーンヒルとセットでさ(≧∇≦)b そこの料理をルームサービスしてくれてショートステイが可ってスゴいよね。 お若い方ならいちご狩りのアトにお楽しみか…(笑)
桜エビ料理が楽しめるのは県の中部エリアだと御前崎か吉田・相良港あたりですかね。もう少ししたら春漁が始まるけど、ちょうど帰省されるころ新鮮な桜海老が出回るのかな… 楽しみですよね、かき揚げ♪
とろろは色々なイミでオトナの食べ物ですな〜 \(≧▽≦)丿



しんしさん
おはようございます! まるまる4日間隠れてましたよ富士山は…(*^−')ノ(r[◎]<)
南西斜面の雪が厚くなったなぁ〜と思っていたら、昼ごろには雲で見えなくなってきて「な〜んだ、朝だけだったのか…」(笑)
悲しい天気予報ですね、また4〜5日は見えないんでしょう(´Å`)
次にお出ましのトキはバ〜ン!と白くなっていることを期待してますよ。




チャッピ〜さん
おはようございます! 長過ぎますよ、コメ(≧∇≦)b
一番印象に残っているのは、新富士駅ヨコのお店でいただいたハート型コーヒーカップで(笑)
いや〜旧マッケンジー邸にはとことんヤラれましたね、もう一度ゆっくり見学したいですよ。ピアノはヤマハが2台とドイツ製が1台でしたっけ、どれもアンティークなピアノでしたがちゃんと音が出る状態になっていて驚きですね。
“いちご狩り”に“とろろ料理”って静岡名物のB面ってカンジですが、コレもまたいいものです。A面はお茶・みかん・ウナギ・桜海老しらす・わさび…ってトコでしょうかね、あえてB面をチョイスするのはツウっぽくてステキだろ〜♪



harukoさん
おはようございます! 遅コメなんてぜ〜んぜん気にしなくて結構ですよ(*‘‐^)-☆

半年も前の日記にコメント寄せられたりもしますから(笑)

へぇ〜、久能のいちご農園はドコも一緒かと思っていたら、結構違いがあるんですね! もっとも特殊な品種などを提供している農園もあって、料金もそれぞれが設定しているんですね…
東照宮入口近くに農園がかたまってるけど、ちょっと離れた増(ぞう)の方にもムカシから多いんだよな〜
しかし萩原農園さんってとても良心テキですね\(o^∀^o)/ 持ち込みオッケーなんて♪ ってコトはさ、アイスクリームやホイップクリーム持ち込んで「ちょー巨大いちごパフェ」とか作れちゃったりするワケ?
写真は数年前に萩原農園さんのトナリのストロベリーハウス…ってナマエだと思ったけど(笑)…で食べたパフェ、ん美味しかった〜o(^-^)o こんなヤツをもっとカッテにスペシャルデカデカにしたりできるのね〜!
ダメだダメだ! また行かなくちゃならないじゃん…

 伊豆に行ったら『アジの開き』

「え〜っ?!伊豆ならキンメでしょ…」う〜ん、ごもっともである。しかし金目鯛はけっこーな高級魚で庶民にはテが届きにくいし、流通量は圧倒テキにアジなのだ。


江戸の将軍様に献上するために始まった沼津の魚養殖はマダイやシマアジといったものも重要な魚種だが、やはりアジがその主たるものなのである。脂も乗っていて体長・重量も安定しているので活魚として料理屋さんに出荷されるものが多いと云う。
開きやその他の加工品は定置網による天然モノが用いられるが、このところの魚離れによってアジも漁獲量が減少していて一昨年度は全国で約20万トンの水揚げと戦後の最盛期に比して半分以下の数値だ。
ところがナゼか海外からの輸入も多く、昨年度は約4万5千トンでそのうちオランダが3割ノルウェイが2割とこの二国で半分を占めている。オランダにはアジの開き工場まであるらしいが、現地の方々は食べる習慣がないので全てヤーパンに輸出されるワケである。
沼津港のひものセンターを始め伊豆各地の土産物店でも“オランダ産”と明記したアジの干物が大半を固め、近海モノの瀬つきトロ鯵の干物などはヘタをするとキンメより高価だったりもする。もっともそのキンメの干物でさえ最近はアメリカ辺りからの輸入モノが幅を利かせていて国内産はやはりお高いのだな…
南伊豆で購入してきたこのアジの干物は地元産の真鯵を開き干ししたものだが、単に脂がのっているだけでなく身肉の味の濃厚さと旨みが違う。しっかりと塩水でシメて天日干しした開きの美味さはやはり工場生産の人口乾燥ものとは一線を画すもので、こうした良質なものに運よく当ると
「やっぱり伊豆はアジだよなぁ♪」
などとカッテな決めつけをしてしまうものなのである。



☆ 天然モノ国産開きが一枚¥100って破格の安さでしたね! ポチッと応援して下さい…





今朝の富士山
気温1℃、このあと曇りの予報になっています



6:52AM, January 27. 2010. @Fujinomiya-City

 天丼かくあるべし その弐

クリスマスイブの食材買出しに出掛けたその日はちょうどヒル時に静岡市の中心部に到着した。ヨルは洋食系とキマっているので「やっぱりおヒルは和食だよな〜」とお店を探した。


いつもなら蕎麦屋にでも入っては“鴨南蛮せいろ”などにするワケだが、あいにく同行の母君はつい先日墓参りのついでに静岡市七間町にある老舗で“のっぺいうどん”を食したと云うし、ボクはボクで鰻蒲焼を楽しんだばかりであった。
う〜む、こんなものだろう。仕方がないのでイザという時は中華でもいいか…とソレらしきお店を探し始めたトキにパッと思いついたのは「天ぷらもいーじゃん♪」なのである。
ハナシは早いぜ、ソレならいーお店があるのよ…
前回行ったのは2008年の1月半ばだから、もう二年近く行っていなかったコトになるそのお店は、七間町“シネぷら通り”の『天文本店』さんで明治12年創業の老舗、鰻蒲焼と天ぷらがメインの名店だ。
暖簾をくぐると明るく清潔な店内にはゴマ油のいい香りが漂っていて「さぁ天ぷらを喰うぞ〜!」という強い決意に満ちて来る。そういえば以前に食したのは特製天丼だったなぁ…と思いつつ今回はフツーの天丼をお願いした。なんとなく夕食への配慮をしてしまった格好だ。
御主人がさっそくカウンター向かいに立ち、天ぷらを揚げ始めるとパチパチピチピチという心地よい音とともに一層強いゴマ油の香りが食欲をくすぐり始める。
間もなく運ばれてきた天丼には海老が二本に茄子・キス・板海苔そして桜エビのかき揚げまでが載せられていて上等ではないか。赤だしの味噌汁に香の物・サラダがついて¥1100、丼つゆのお味がカンペキなのは承知していたが今回食して改めてその塩梅の素晴らしさに感心したし、コレでこのお値段には単なる満足ではなく尊敬したくなるヨロコビがある。
この次はドンブリではなく“天ぷらご飯”にしようかな…と思う。いわゆる天ぷら定食なのであるが…




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Sora
帰り路は国道1号線をのんびりと…



2:37PM, December 24. 2009.

 やっぱり静岡に来たら『鰻の蒲焼』でしょ

お昼にアレだけサカナ料理を堪能したのに…夕食にもまたサカナを持ち出してしまった。 ニクだとこんな芸当はできなので「やっぱりニッポン人だよな〜」とつくづく思える。


桜海老やシラスは漁期のモンダイもあるし運不運にも左右される。ホントは今が秋冬漁の最盛期である“生しらす”を食べさせてあげたかったのであるが、この日の朝は強風で漁模様は良くないコトは予測できた。
御前崎海鮮なぶら市場にも生しらすは出ておらず訪ねてきてくれた友人にソレを楽しんでもらうコトは出来ないのは無念なのではあったが、そんなトキのためにちゃんとスペアプランは練ってあったのだよ。
御前崎からほんの少しの距離には養殖ウナギの一大産地・吉田町もあって、ちょっと調べれば鰻蒲焼名店の一つや二つはスグに見つかるのだろうが、初めて行くお店にリスクは付き物だし確実なセンを狙いたかったのだな。
このお店はJR新富士駅からそう遠くない富士市の中心部にあり、もうかなり前から何度も利用してはその美味しさを十分に理解している鰻蒲焼割烹の有名店である。ジツは亡き父がこのお店を贔屓にしており、何度か利用したとは言ってもほとんどは父のサイフなのであった。
お昼にバックリと食事を頂いていたのでミニマムなセット…つまり“うな重の竹”ってコトで注文したのだが、どうしてどうしてカロリー過多のエロおやぢにはナイスな量である。
湯葉の澄まし汁と漬物やデザートまでついて2Kに満たないお値段は間違いなく地域ナンバーワンだし、何と云ってもそのお味の素晴らしさには文句のつけようのないヨロコビを感じるのだ。
タレの甘辛加減はパーフェクト、とろけるようなウナギの旨味に「どうだ〜!静岡のウナギにはマイッタだろー」とムネを張ってイバれるのである。




凡道留(蒲焼割烹ぼんどーる
http://www.yukawa-tc.com/bondouru/

静岡県富士市永田町2-64
TEL=0545-53-3600 FAX=0545-53-5817
ACT=11:00-21:00
地図



うな重喰いて〜っ!ってアナタ、ポチッとね…





今朝の富士山
未明は満天の星空、寒気団のせいでしょうか…
気温0℃の朝です



7:09AM, December 21. 2009. @Fujinomiya-City


満天星空富士山は コチラ(5:29AM)

 御前崎までドライブ、そして海鮮料理を


焼津・藤枝や大井川辺りまでは部活でしょっちゅう行ったりするのに、ソコからそれほど遠くもない御前崎までアシを延すコトは滅多にない。
久しぶりに訪ねてきてくれた友人にナニか珍しいものでもご馳走しようかとコレ幸いに御前崎に向かったその日は、好天に恵まれれはしたが同時に冷たい強風の洗礼も受けなければならなかった。
   ◆◇◆◇◆
昼食には少し早い時刻だったので時間調整のために御前崎灯台まで行ってみた。

駿河湾遠州灘の境界線である御前崎沖は遮るモノもないので吹きっ晒しの風が容赦なく吹き付けてくる。
この写真撮影をしている時もグラグラとカラダが風にゆさぶられてどうにも安定しないのだ。サスガ静岡県内の台風ライブ情報などは必ずココからの中継がされる絶好のポイントらしいではないか。
キラキラと冬の海にリフレクションする冬の陽射しが眩しく、感傷テキ風景が広がる寂しげな海であった。
さて、ソトは寒いしハラも減ったしお昼ゴハンにしようよ…と予てから再訪したいと思っていた御前崎の“磯亭”さんに向かった。


ココに来たのは数年前だ。昼どきに通りかかって見つけては暖簾をくぐってみたお店なのではあるが、その内容の素晴らしさはもちろんボリュームと安さに愕然とするほど良心テキ内容の食事には大いに満足した記憶があった。
フツーならなかなか思い出せないものであるのにふと「そう言えば…」と酒に溺れるエロおやぢの脳細胞を覚醒してくれたのは八王子の肉人殿がチバの潮風王国でキンメ煮付や大盛海鮮丼を食したというブログがつい先日アップされていたからなのである。そうか肉人殿もタマにはサカナを食らうのではあるな…
数千円もするゴーカな定食セットもあるが、そのスゴさを知っているボクは
「コレで充分だぜ!」
と¥1575の“お刺身定食”をお願いした。友人は尺金目の“煮魚定食”だがソチラも¥1575という信じられない価格なのである。


アヴァンギャルドな装飾がなされた舟盛器に見えるがウルシがハゲハゲになっているだけのナチュラルアートはご愛敬で、それも料理の内容がチョボかったならケチのひとつもつけたくなるが「もーそんなコトはどーでもいーもんね♪」となるくらいスゴい刺身の盛り合わせなのよ。
メダイ・とろガツヲ・ブリ・本マグロ中とろ・サザエ・車エビ・サーモン・甘エビ・タコわさび・イカの塩辛・イクラ
コレに丼ゴハンとみそ汁・漬物が付いている。シツコいようだがコレで¥1575とはウソみたいなホントのハナシなのだ。
“ぷちイクラ丼”などといった悪戯をしながら新鮮な海の幸を堪能する。ジツに美味いではないか!
どのお刺身も申し分のないクオリティーでコレ以上ナニを望むのか。同室にいる周囲の高齢者たちは皆高価なセットを注文していてカニや天ぷらなどこの舟盛のホカに数品の料理が卓に並んでおり、果たして食べ切れるのだろうか…など他人ゴトながら心配になってしまうのだな。



やはりキンメの煮付けはお店屋さんならではの味付け調理で、若干濃いめの甘辛加減がたまらなくゴハンによく合う。
ほっくりとしていて脂の乗った金目鯛の背肉を真っ先に楽しみ、そしてジックリとホネの間や頭に潜むふわふわトロトロを味わうのだ。目玉回りやホホ肉アゴ肉などは、もうゼッタイにヒトには渡したくないパーツである。
「あぁ酒があったらなぁ〜」
などと無粋な発言は慎むべきだろう。ゴハンとみそ汁でいただくこの悦楽はまた別の世界なのである。
行列必至の人気店、ごもっともなコトなのでありお出かけの際には早めのシカケあるいは予約を忘れないようにした方が良いだろう。


磯亭
http://www.nabura.com/isotei/


静岡県御前崎市御前崎1-25
TEL=0548-63-5099 FAX=0548-63-5525
ACT=11:30-14:00, 17:30-20:00 
火曜定休(月一回水曜不定休)


地図




陽が傾き始める時刻、御前崎の海岸からも富士山がよく見えました
ソレにしても寒かったなぁ…




☆ 圧倒テキな価格と量と質…もうアナタの脳裏に刻まれましたか?ポチッと応援ですね…

 師走の西伊豆で『小あじ鮨』そして『潮かつお』

海釣りによく行っていたころは確かに美味しい魚にありつけたが、その余禄というかあまり歓迎されない外道なども大量に持ち帰るコトもあって、その処理にはヒトカタナラヌ苦労もしたものだ。
鯛釣りのお客さんの中にはソーダガツオもよく混じり、お刺身などではイマイチなので困っていたところ「“塩ガツヲ”にすればよい」という話を聞き試したところ非常に美味しくて以来何度か作っては楽しんだ。


その塩漬カツヲを西伊豆の田子地区では本鰹を使用し“正月魚(しょうがつよ)”とも呼ばれる縁起物製造を師走のこの時期になると正月の準備として始めるのが冬の風物詩となっている。
例年のコトだがテレビの地方ニュースでこの事を見聞すると「今年こそ買いに行こう」とは思うのだが、なかなかジッコーに移せないでいた。一昨日の日曜日、天気もよさそうなのでドライブがてら探ってこようではないか…といよいよ決心をして西伊豆方面へメガーヌを走らせたのである。
ちょうど現地近くに昼どきだったので、ドコかでナニか美味い海鮮料理でも食べようと探しながら国道136号線を南下していると野立て看板に『元祖小あじ鮨・三共食堂』とあるのを見つけた。ウ〜ム、ピンと来るぜ!と案内標識に従って宇久須(うぐす)漁港に程近いそのお店に到着し、もちろん名物だというその小あじ鮨をお願いした。
レギュラーは10貫で¥1260、大は15貫で¥1575というお値段だが運ばれてきた寿司を見て驚いた。とても小さな握りでコメの量はオトナの親指ほどしかない。


コレでは10コを食してもゴハン茶碗一杯程度のコメの分量ににしかならないだろう。いくら最近は食が細くなってきたとはいえ少な過ぎはしまいか… と思いつつシカタなしに食べ終えると、なんとも言えず心地よいハラの膨らみ具合なのである。
とても新鮮な小鯵を使用しているのか、キレのよい旨味とたっぷり添えられた薬味がジツにバランスよく「小鯵ってこんなに美味しかったっけ?」と満足な握り寿司なのであった。


オプションで注文した“カサゴの味噌汁”がまた素晴らしく、ほっこりと肉厚なカサゴ白身が品の良い旨味を繰り広げてくれる。
コレもきっと近海で漁獲されたカサゴだろう、冷凍品では絶対に出せない味だと云うのは食してみればスグに判る。
しかしヤバいよな〜、こんな美味い料理を見つけてしまって。今だに食したコトのない西伊豆名物の“キビナゴ寿司”への渇望がヨケーに強くなってしまうではないか…


三共食堂
静岡県賀茂郡西伊豆町宇久須283
TEL=0558-55-0030
ACT=11:00-15:00、17:00-19:30 水曜定休
地図



「いや〜美味かったぜ♪」
三共食堂さんを出て駐車場に向かうと、こんな湧水があった。
長命水…と書いてある。流しっ放しにしてあるところを見ると昔からある水くみ場なのだろうか。
木の札には“自然の恵みに合掌 長命水 貴方、おそうじしてね”と書かれていて、ココが公共のスポットであることがよく解る。
ひとくち含んでみると冷たく清冽な水で雑味も少ない良水であった。
海の近くなのにこんなに質の良い湧水があるとは珍しいものだ。


   ◆◇◆◇◆





最初に行ってみたのは仁科漁港にある漁協直営の水産物販売所だった。例の“潮かつお”が並んでいないので店員さんに訊いてみると
「今年はまだ作り始めたばかりなのでもう少ししないと入荷しない」
と言うのだ。う〜んまたしてもヤバいのである。
そう言えばテレビで「潮かつお造りが始まった」とは報道していたが販売が始まったとは言っていなかったではないか…げげ〜フライング?と不安いっぱいではあったが、お〜しソレなら本家の田子漁港を直撃してみよう!と国道を少し戻る。
その辺りはダイビングスポットなのでカラフルなウェットスーツが並ぶ田子の街並みを通り抜けて行くと“田子漁業協同組合 水産物生産流通センター”の大きな建物は港に面した場所にありスグに見つかった。
お〜ぉ〜カツヲが干してあるよ!
誰も周りにいなかったので作業をしていたオジサンに訊くと事務所を教えてくれた。行ってみるとボクのようなトーシローが買いに来ることなどはないのだろうか、ちょっと驚いたようなカオをされたが快く販売に応じてくれた。


脂ののった3キロ前後の鰹の内臓を抜き約10日間塩漬けし、その後駿河湾からの強い西風に1週間ほど晒すと旨味が増し、また保存性も良くなると云う。
冒頭で記述したように別名「正月魚(しょうがつよ)」とも呼ばれ、正月には神棚に供え神事を兼ねた保存食品だ。
塩カツヲと正月ウオとお正月よ〜ん♪をミックスした洒落のようでもあるが、かつを節の名産地・伊豆田子港で古来より伝えられる加工方法によって製造されているモノなのである。
食べ方はフツーの塩鮭同様に切り身にして焼いて茶漬けやオニギリの具として食すホカに、単純に酒の肴としても美味いのだと云う。漁協でいただいたリーフレットには「薄くスライスして数時間塩抜きし、レモン汁やフレンチドレッシングをかけて食すと美味」と案内されていて、呑み助のボクとしては更なるヨロコビに包まれているのだ。
「もう2〜3日、日陰で干しておくともっと美味しくなるよ♪」
と渡されたので、今はベランダで熟成を進めている潮かつおなのである。さて、お楽しみなのだな。


田子漁業協同組合 水産物生産流通センター
静岡県賀茂郡西伊豆町田子1603-24
TEL=0558-53-1670 / 53-0200
地図



   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


暗くなるのがすっかり早いし、サスガに風も冷たい。
帰り路、大瀬崎の上にある休憩所展望台から富士山が良く見えたこの日であった。



4:10PM, December 06. 2009. @Oose-zaki Cape Observatory




駿河湾に面した西伊豆、素晴らしいグルメスポットがたくさん♪ クリックで応援して下さい…





今朝の富士山
澄み切った大気… でも気温は4℃
この冬一番の冷え込みになりました



6:22AM, December 08. 2009. @Fujinomiya-City











がんたさん
こんばんわっ! へっ、鮭児かよ… 喰い飽きたぜ!(笑)
いちおー知床ウトロで鮭漁師をしている親戚があるものですから(^o^)v 買うとずいぶんお高いらしいですねぇ(爆) いや〜マジな話でジブンで購入する必要がないものですから、実感わかないんですよねー\(≧▽≦)丿
一昨日ちょうど到着しましてね、いひ♪ 獲りたて新鮮イクラをどんな料理にして食そうかと悩んでおりまして、鮭児のコトなどコレっぽっちも(爆)
あじ鮨は本当に美味しかったですよ。でもヨケーにキビナゴ寿司が食べたくなった…というのも正直なところですノ(´д`*)



かぶちゃん
おっはよ〜っ! やっぱ若いバニーちゃんより熟したオンナがいいにゃ〜、でへ♪
鮭児はルイベにして食べるのがイチバンかな、確かに脂のりの良さは抜群で美味いんだよな〜(o^∀^o) まぁボク程度のレベルだったらマスノスケで充分じゃないかな〜って気もするけど… あ〜マスノスケ喰いたいっ!
なにぃ? ホッチャレ!? ソレはがんたに一番似合うヤツだろ〜(爆)
あじ鮨はひとくちでポンって… 脂がのってるのにコリコリぷりぷりでさ〜正に理想のオンナ…違うっ!美味い寿司だったよ〜(*‘‐^)-☆
困っちゃうよね、かぶちゃんが静岡に来たら案内したいトコロが増えちゃってさ〜



ラントマンさん
おはようございます! あ、コレって合成じゃありませんから(笑)
同じアングルで携帯でも撮影したので「えらいカッコいーじゃん♪」と何人かの友人にスグ写メールを送ったのですが、誰からもレスが来ませんでした〜ノ(´д`*)
う〜ん、このメガーヌのカンペキな美しさを理解できないヒトが多いのか(笑)