ボロネーゼ  

美味しかったのだけれども、なんとも中途ハンパな印象にに終わってしまった昼食はアーリョ・オーリオという基本のパスタだ。
コレがボクのパスタ魂(そんなもんあるか〜!)に火をつけてしまった。早速いつものスーパーに買い出しに…

 食材を準備し始めてハタと気づいたコト、それはワインなのである。当家には調理用ワインの類の買い置きはなく、たいてい常飲するモノの残りを取っておいて使うようにしているからなのだが、今回はたまたま使い切ってしまっている。
仕方ない、せっかくのイタリアンなのだからストックの中の一本を…と探すと、あるじゃんシチリア産のいいヤツが。
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 ジツにまずい展開になってしまった。せっかくココまで節制してきたのに目の前のイタリア・ワインを料理にだけ使う?
考えられないのね〜そんなコト。という次第で、ほんのちょっとだけグラス3杯ほど…久しぶりに飲むワインはやはり美味しいが、今日はこれ位にしてまたしばらくのガマンだ。
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 野菜や挽肉を炒め、トマトペーストや香草と共に煮込む。企業ヒミツのアレも加えボローニャ・ソースの完成だ。ゆで上げたスパゲッティーニを絡めるようにして和え特製のボロネーゼが皿に盛りこまれる。

トッピングにイタリアンパセリのコンカッセ、脇にはルコラとクレソンを添えチョ〜本格テキなイタリアン・パスタだ。
美味い!やはり出来合いのソースとは次元が違うデキに我ながら改めて驚いた。牛肉の香りや旨味が濃縮されたトマトにしっかり同化し、他の料理では味わえない世界がそこにある。
このソース、カリッと焼いたバゲットに乗せて食べても美味しいかもしれないし、肉好きな向きにはピッツァにしてもイケるだろう。
まだまだ応用がききそうなカンジではあるが、やはりパスタ料理がトドメであるのは間違いないようだ。
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 で、先日静岡市内で入手したチーズ“カチョカヴァッロ”なるヒジョーに発音しずらいモノを食してみた。
元の姿をうっかり写真撮影しなかったのは痛いミスだが、整形したナチュラルチーズの端部にタコ糸を巻き丁度ダルマ形をしたチーズである。
以前母君がイタリア旅行の際に土産に買ってきてくれたコレはスモークされており風味の良いチーズであったが、塩分がキツ目だったので刻んでサラダのトッピングなどに使用していた。
チーズ・ショップの店員さんの説明では塩分も少なく、オリーブオイルで焼いて食べると非常に美味しいとのコトだったので夕食のセコンドに試してみたのだ。
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 いや〜マイリましたね、この美味しさには。「イタリア・ワインの肴にはこれ以上のモノは有り得ないでしょー」ってなホドに素晴らしい。お嬢ちゃまのシアワセそうなカオに「コイツも少しは食い物のコトがわかってきたかな」とうれしい気持にはなったが、オカワリの要求には「もうない」のウソ一言で却下した意地悪パパなのであった。
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カチョカヴァッロ』の製造元
有限会社 牧 家
北海道伊達市弄月町46番地30
TEL : 0120-130-733




今朝の富士山は笠雲
秋の空みたいなスジ雲が上空に…


山頂はこんな具合

TAMRON A16,272E / Nikon D300
2007.02.22. 07:29 @Mannohara-Fujinomiya