森のバターとチャンジャの和えもの

じゃがバタwithイカ塩辛を食べたコトのない神戸の友人Gは、ボクに対抗してこんな珍味で挑発してきたのだ。
しかし果物にチャンジャとはなぁ…

カリフォルニアロールなどの寿司ダネにも利用されるアボカドは果物類の中でも異色の存在だ。メキシコや中央アメリカが原産のクスノキ科ワニナシ属の常緑高木だが、そのワニナシという和名は英語の別名AlligatorPearが由来なのね。確かに褐色の外皮はワニを連想させるし、熱帯のイメージにもぴったりだ。
驚くべきはその栄養価の特殊性で、脂質の多さは他の果物に比してダントツの高さなのだ。同じトロピカル系フルーツのバナナやマンゴーと比べても20倍以上の値を持ち「森のバター」と呼ばれる所以なのである。とはいってもその脂質のほとんどは“悪玉コレステロールを下げる働きがある”と云われるオレイン酸を主体にした不飽和脂肪酸であり極めて優秀。
可食部100gあたり3.3mgというビタミンEの含有量の高さにも注目すべきで、アボカドだけが持つアドヴァンテージなのね。
しかしチャンジャと合わせて食すと云うコトに若干の抵抗があったボクなのだが、食べてみると非常に美味しい。アトから調べてわかったコトなのだが“アボカドは甘くないから”という理由が結論なのである。
どれくらい甘くないかと云うと、パイナップルやバナナなど甘いフルーツの代表は軒並み20%以上の糖度を持っているのに対し、大根やピーマンは7〜8%なのだ。
ところがアボカドは1%以下で測定不能…と驚異テキな数値であり、ナルホド〜っ!とヒザポンなのよ。
まったり濃厚なアボカドにチャンジャの甘辛い旨みが合わさりお酒の邪魔など一切なし、韓国料理の中でも高級店でしか提供されないワケが解ったような気がする。
スライスしたものにチャンジャを乗せてそのままいただくモノ、ダイス状にカットしたアボカドとチャンジャを合わせ少々のゴマ油で仕上げたモノ、Gのお勧めであるマヨネーズ焼にしたモノ…それぞれに美味しさを極めている。
お酒の種類によって調理方法を変えても良いのではと思うが、加熱したアボカドは特にスバラしいネットリ加減で「とにかくなんでもいーからサケモッテコイ!」なフルーツ料理なのであった。


   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆


神戸のがイチオシする「アボカド&チャンジャ」メニュー公開(ミクシイ会員専用)
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=37406264&comment_count=5&comm_id=3001145


チャンジャ(チャンヂャ)とは…
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%a5%c1%a5%e3%a5%f3%a5%c2%a5%e3










柿の種だよ
お菓子じゃなくって本物
筆柿を食べたら出てきてね
笑っちゃったのよ
あまりにリアルだもんで…
って逆かぁ