リガティーニのグラタン

毎日違うチャンネルのニュースを見る…というヒトはあまりいないだろう。なんとなくリズムみたいなモノや馴れもあってコノ時間帯はアレなどとたいていは決まったプログラムに向かうコトとなる。

 当然コマーシャルも同じモノを毎日繰り返して見るコトとなり、知らないうちに洗脳されているコトに気づかずにスーパーでその商品がカゴに投入され見事なまでの企業と広告代理店の術中にハマるワケなのだ。
“パスタのグラタン”というヤツも某局のニュースの合間に必ず流れる大手企業の宣伝からインスパイアされたものではあるが「ボクはそんなインスタントなルウなんか使わないもんねっ」と鼻息を荒くしたワケではなく、いつものようにごくフツーにベシャメルソースから自作準備に入るのだよ。
リガティーニ(リガトーニ)は太めの筒状パスタのことで、Rigate(リガーテ)は「筋入り」の意味のイタリア語なのである。マカロニ状のパスタの表面に溝が付いているため茹で上げた時に独特のモチモチ感が生まれ、またソースとの絡みも良くなるためトマトやクリームといった粘度の高いソースばかりでなくオイル系のあらゆるソースがOKで使いやすいショートパスタと言える。
昨晩はコレを使って“パスタのグラタン”にしてみた。パスタの他にはじゃが芋・人参・玉葱とごく標準テキなキャストと角切にしたブロックベーコンをゲストに。青味がなかったのでパセリのコンカッセをトッピングして食したのだが、写真撮るトキに忘れてたのねパラリするのを。こうしたケアレスなミステイクが最近多くなったような気がするのがちょっとキにかかりつつワイン片手に満足な夕食。
前夜もチーズ料理を食べたのだが、そんなにチーズチーズしているワケではないので誰も気づかずに「美味しい♪」を連発しているのがなぜかユカイなボクだったのね。


ボスコ・ディ・チミオーリ・サンジョヴェーゼ
IGT 赤・FB
サンジョヴェーゼ100%


果実味が豊かでタッチも明確
ドライフルーツの風味はプルーン系のコクを感じて楽しいワイン
きちんと土やキノコの影が残っていて太い味わいが楽しめる