塩鮭を焼いてはほぐしておき保管している。
ホカの種類の魚ではマネの出来ない芸当だろう。どうやら鮭の身肉の赤い色は“アスタキサンチン”という色素成分で、非常に抗酸化作用が強いという効能があるようだ。その抗酸化力はビタミンEの1,000倍とも言われ、自ら体内に天然防腐剤を含んでいることになる。
カラダに有効な不飽和脂肪酸であるDHAやEPAも多く含みイイコトだらけの鮭は塩蔵乾燥によってその賞味期限を飛躍テキに伸長し、こうして焼きほぐし容器で冷蔵保管しておけば数週間はラクにもつ。なるべく熱源を使いたくない夏のアサには非常に助かるのだな。
だいたいシゴト中の昼食などはメンドーで仕方がないので「お茶漬けにしちゃお〜」となっても冷蔵庫から取り出せばスグに食すコトが出来て有難いし、イザという時は酒の肴にもなってくれる。
ただしコレはスーパーなどで一番よく店頭に並んでいる甘塩もしくは振り塩の冷凍サケ切り身ではもう少し保存可能期間が短くなるコトを頭に入れておかなければならない。
ソレでも特に青魚などではあり得ない常備菜として大いに食卓に豊かさをもたらしてくれる“塩鮭焼ほぐし”なのである。