そうだ!『柚子ポン酢』を作ろう

あまりに大量の柚子に茫然自失しかけたその時「そうだ!柚子ポン酢を作ろう」とヒラメいたのは26日だ。ところがその翌日で楽勝に終わると思っていた作業は昨日の28日まで延長戦となってしまったのである。


腐敗や雑味の混入防止のためにひとつひとつ丁寧に洗浄しては水気を拭き取って乾かす。大雑把に機械など使ってしまえばカンタンに果汁搾りもできるのだろうが、ココはグッと堪えて堅実にやらないと後々泣きを見るハメになるのだな。
そして300個ほどもある柚子からは2000mlほどの果汁が採れた。味醂を1割加えた醤油を同量合わせ、コンブなどを忍ばせては一週間ほど貯蔵すれば自家製柚子ポン酢の出来上がりだ。神戸のGが毎年自家製しては届けてくれる四国徳島のスダチで作ったポン酢とどんな違いが出るのか楽しみである。
と、コレまではタイヘンと言えばタイヘンだったのだが、まぁなんとかこなすコトが出来た。モンダイはやはり大量に残った柚子の皮なのである。そのまま捨ててしまうのはあまりにも忍びない…
またまたヘンな思いつきが酒でイカレたエロおやぢの脳味噌にボソリと浮かびあがってしまったのだよ、そう“柚子マーマレード”なんか作っちゃおーかな〜なんて。


コイツがナカナカに忍耐力の必要な作業で、ラジオなど聞きながらセッセコセッセコ皮の裏側の白い部分を削ぎ落しては5mm幅に細切りして行く…というジャム工房ブルーカラーのような状況に陥ったワケなのだ。
途中で「誰か助けに来て〜!」と叫んで逃げ出したくなる衝動を必死に殺しながら、ようやく昨日の午後にこの作業を終えるコトが出来た。今日は母君がコレを砂糖で煮る役目を果たすコトになっていて「アトは知ったこっちゃねーよ」なのである。
プレーンヨーグルトに付属している当家では使用することのない粉糖や、いただきモノのスティックグラニュー糖などもこの際に全て使い切ってしまえ〜と食品庫の片隅に大量にあったものを合わせてみたら、なんと800gもあった。
シメシメ、新たに購入してくるグラニュー糖がかなり浮いたではないか。


この昼ゴハンのために朝からセッセコ柚子関連作業をするのか、それともポン酢やマーマレードのためにメシを喰うのかは判らないが、まぁとにかく食事なのである。
「また塩鮭でゴハンかよ〜」なのであるが、ボクはコレが大好きなので全くモンダイはない…と云うより美味くて美味くてたまらないのよね。ホカの魚だとサスガに連発は飽きを誘うが、ナゼか鮭はそう思わない。
自分でおろした鮭はウロコもキレイに落としてあるので皮までシッカリ食べられるのも嬉しいところだ。食べ始めは柔らかで甘味のある背肉を楽しみ、次第に腹部分の塩気が強いパーツに移行してより深い旨味を堪能すると云うのが正しい食べ方なのである。移行前にゴハンを食べ終えてしまった場合はそのままとっておき、後日お茶漬けの友にすると云う分割ワザも素晴らしい。
   ◆ ◇ ◆ ◇ ◆
収穫から完成まで足掛け4日を要した柚子の始末、しかし極上の楽しみが待っているのね。昼ゴハンを食べ終えてホッと一息だが
「なんで年末のこのクソ忙しいときにこんなコトやんなきゃならないのかねぇ」
つい漏れてしまったコトバである。



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Sora


あ〜疲れた…
庭に出てみると梅の花芽がまた膨らんでいる
寒空を流れる雲もなんとなく忙しげだけど



2:41PM, December 28. 2009. @MyGarden