まさかココで“とんかつ”とは…焼津・夢屋

「(たい焼き)部活をやらなくては…」という脅迫観念から一所懸命に情報を探ると、いくつかの候補が出てきた。もちろん近隣市町村は制覇済みなのでちょいとメガーヌ君を走らせなければならないのだが…


焼津には二軒ほどたい焼屋さんの情報があった。ドチラも比較テキ近い場所にあるのでアワよくば二軒イッキに…と云う目論見で出発したのだ。行き先は港街の焼津だし「昼メシは海鮮系の旨いモノでも…いひ〜♪」などとヒソカに考えていたりもした。
ところが住所はあまり広いエリアではないのでテキトーに走らせればスグ見つかるだろうと思っていたのは大きな誤りで、なかなか目的のお店に到達しない。そうこうしているうちに午後は一時近くなってハラは激減り状態、「もう何でもいいから喰わせろ〜っ!」みたいな不機嫌モードに変貌してゆくジブンも意識にあったのね。
たい焼屋さんの住所標識を見つけ「おぉ〜っ、近くに来た来た!」とヨロコビ安堵のメに飛び込んできたのは、なんとも風情のある和風建築で美味そうなフンイキがプンプン匂って来る。看板には『とんかつ肉料理 夢屋』とあるではないか…ウ〜ム、昼ゴハンはココにキメだぜ!
間もなく目的のたい焼屋さんは確認できたので、引き返して暖簾をくぐるコトになったのだ。


店内はカウンター席の他は全て座敷だ。襖で仕切られた個室もいくつかあり、落ち着いた雰囲気で食事が出来そうなのである。
某理由からテーブル席での食事を好むボクとしてはカウンターがいいのだが、店員の女性は中庭を正面に望むコトができる座敷席に案内してくれた。まぁいいだろう、たまにはこうした席で食事をするのもオトナっぽくていいじゃん…しかし胡坐をかけばハラが苦しく正坐を続けると脚がシビレてくるという苦行を交互に遂行しながらアセをフキフキと云うのはミットモナイ二重苦なのだな。
メニュウブックを広げると“とんかつ”を中心とした肉料理がズラリと並んでいて、お値段もナカナカにリーズナブルである。初めてのお店なのでやっぱりフツーのロースかつがいいなぁと思い、ミエを張って“上ロースかつ定食¥1700”をお願いした。


シソ巻ヒレかつ定食やおろしとんかつ定食にもググッときたが、一番最後まで気になって仕方がなかったのは“フランスとんかつ定食”なのであった。接客も丁寧でカワイイお嬢さんといった風の店員さんに訊くと「カツレツ風にバターで焼きあげ、赤ワインたっぷりのデミグラスソースをかけてあります」とのお答えだ。喰いたい。
しかしソレは次回にしようではないか。先ずはスタンダードなトンカツでコチラのお店の実力を知るコトが重要だ。
趣きのある風情の中庭を眺めていると間もなく注文の品が運ばれてきた。
デカい!やっぱり標準の“とんかつ定食¥1400”でもヨカッタかな〜と思いつつ、ひとくち頬張ると「参りましたー」なのである。
柔らかくジューシィなのは当たり前、衣の厚みやパン粉のつけ加減はカンペキで減点ゼロである。添えられたソースもジツに美味く「あ〜料理屋さんのトンカツ♪」とシアワセなのだ。


先日かつライスを食した静岡呉服町の蝶屋さんとは対照テキなお店でドチラも捨てがたい素晴らしさに満ちているが、定食にはご飯とみそ汁、マカロニサラダに漬物が付いているのでかなりなお値打ち感があって、献立の豊富さからも家族連れで行くならコチラかな…という印象だ。
次に来るときも多分注文は迷いに迷うのだろうなぁ…鉄板提供の焼肉定食も魅力テキだし、隣の席のコドモが食べていたハンバーグだってチョ〜美味そうだったもんなぁ…
ちょっと遠いけど、焼津なら魚介類のお買いものついでってテもあるし。あ〜しかし“フランスとんかつ”気になってしょーがない。




とんかつ 肉料理 夢 屋
静岡県焼津市西小川4-8-9
TEL=054-627-7358 FAX=054-627-8249
ACT=11:00-14:00, 17:00-21:30  火曜定休


地図






日の出前の空
朝焼けは数分間だけ…


5:07AM








そして今朝の富士山

2009.08.23. 07:08 @Mannohara, Fujinomiya-City