幕の内弁当みたいだけど『吹き溜り丼』

二晩続きで真夜中に目が覚めてしまい若干寝不足気味なのである。ちょうど日が替るあたりの出来事なので始末が悪いのだな。
もう少しアトなら時間の使いようがあるもののシカタがないので今朝は眠くなるまでベッドわきの小さな照明を点けて本を読んでやり過ごした。

その本の著者は日本国内だけでなく世界の辺境各地を飛び回っていろいろな体験をしたりモノを喰ったりしては著述してボクをコーフンさせてくれるが、考えてみるとこれまで彼の著書の中からは“弁当”という文字は見当たらなかったような気がする。
移動手段機関の中で原稿を書いたりすることも多いらしく、たいていは目的地に到着してから「ハラがへったので食堂を探した」みたいな記述をよくメにする。ウ〜ム、忙しい御方は違うのだな…
ボクはと言えば近年は列車での移動と云うことをほとんどしていないので駅弁をしばらく購入していない。旅番組でそうした光景を観る度に「あ〜弁当喰いながら車窓からの眺めを楽しみたいなぁ」とは思うのだが、なかなかジッコー出来ずにダラダラと時が過ぎてしまっている。
残り物テンコ盛りにしたこんなドンブリはまるで幕の内弁当を思い出してしまうし、ひとり食すとヨケーに侘びしさは募ってくるものなのだな。もう少し上品なドンブリなら“吹き寄せ…”などと名付けてもよさそうだが、数日の間に溜まったオカズでは“吹き溜まり”とした方がピタリとくる。
あぁ、旅に出たい…




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