(89) グレートバリュー極小粒納豆で『 納豆炒飯 』

チマチマ残った冷やゴハンを処分するには冬場なら鍋物のシメに食す雑炊などがモッテコイだが、周年でとなるとチャーハンが筆頭だろう。

炒飯という料理はフシギなチカラを持っていて、どんな国のどんな食材も上手に吸収してその世界に引きずり込んでしまうワケで、ハッキリ言うと「何でもアリだからさ」とゴハンだけでなくオカズやヤサイの類もみんな刻んでブチ込んでしまえば想定外の美味しさに満足するのである。
ただ4千年の食帝国のシキタリに否がおうでも従わせるという強引さはなく、外来者の民俗風習文化を尊重しつつ融和を図るというジツに平和テキなメッセージを発していて、食す者は安心して味わうコトが出来るのだな。
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先日トナリ町のスーパーで見つけたこの納豆はタレ・カラシは添付されているとは云うもののエブリデイ・ロープライス&セーフティーを標榜したプライベート・ブランド商品であり、一般テキなものに比べて2割ほど安い価格が有難い納豆なのであった。

いきなり変わった料理などに使って食すというのも本来持っているポテンシャルを判別しにくいし、なにより一所懸命おいしい納豆作りに励んだ方にシツレーな話なので先ずはノーマルに白いゴハンに乗せて食してみる。
安かろう悪かろうの商品ではない、ちゃんと納豆の香りや旨みがガッツ〜ンと来る。ひと安心だ。
逆になんだかヘンな料理にしてしまうのが惜しいくらいに美味しいではないか。いや、ベツにチャーハンがヘンな料理だと申し上げているのではなく、ソレ位上質な納豆だと言いたいのだな。とてもこの価格のPB商品とは思えないお味に、そのスーパーがもう少し近くにあったらなぁ…とまたしてもイナカ暮らしの哀愁を噛みしめるのである。
まぁどうでもいいか、そんなコトは。ソレよりその残り物ゴハンの処理なのだよ。せっかく極小粒の納豆が手元にあるのだからマゼマゼして炒飯というのはゴモットモな方程式だろう。
ジメジメと暑いし「ココはいっちょピリッと辛くしてキムチも刻んで入れちゃうもんね」としたいところであったが、残念なコトに在るハズのキムチはないであった。

う〜むオカシイなぁ、確か… とよく考えてみると、前日ヨッパ化してハラが減ってしまったボクは「とにかく何でもいーから漬物が喰いてー!」と叫んでツボに三分の一ほど残っていたソレをムシャムシャ食べつくしてしまったのだな。ちっとも確かなんかではないじゃん…
シカタがないので鷹の爪をハサミでチョキチョキ輪切りにして入れてみた。ちょっと彩りも良くなっていいカンジである。
昨年の8月に初めて食してみた納豆チャーハンはその後幾度となくジッコーしては楽しんでいるお気に入りだ。ナニより安上がりに栄養バランスのよい食事が得られるというところが嬉しいし、こうしたPB商品の有難味も心にシミるのである。
パックを開けて判ったのはこの納豆の製造元は“ おかめ納豆 ”のタカノフーズさんだったのね。美味いワケが理解出来た。


グレートバリュー
http://www.seiyu.co.jp/pb/gv/gv_main.shtml




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