ぶっかけうどんの夏

高気圧がナントカでとにかく暑い日が続いていてアセっかきのエロおやぢにとってはジツに不快な日中なのである。昼ゴハンを作る意欲もナエナエになってしまったのでソレならいっそセレナ〜デではなく喰いにお出かけしてしまおうではないか…と突如出発の準備を始めた日曜の朝なのだ。

インチキな冷麺を作って食したりとロクなことをしていないのでタマにはキチンとマジメに作った麺も食べなくてはならない、おクチが腐ってしまうのよ…と向かう先は河口湖から山中湖方面だ。
美味いめしを喰うのが目的だが、あわよくば美しい富士山の姿をカメラに収めたり今が旬の桃を安価にゲット出来るかも…など都合のいいコトばかり考えてメガーヌを走らせたが、そうそう思ったように運ばないのが人生というもので往路の朝霧高原道路から眺める富士山は雲とカスミで薄ボンヤリ、コレでは写真にならないなぁと早々に諦めた。

途中「道の駅・なるさわ」に立ち寄ると運の良いことに“収穫祭”をやっていて(しめしめ、甘くて新鮮な桃があるかも♪)と期待して眺めれば確かに素晴らしい桃はあるものの大きなハコ入りばかりだし、お値段も最低でも6コ入り¥1500くらいから…となっていて、ボクとしては2コも楽しめればよいのでハコ買いはモッタイナイという気持ちが先に立ってしまうのだな。バラ売りはしておらず残念ではあるが仕方がない。
地元の農家が作物を並べているブースでキュウリやナスをいくつか購入して次の「道の駅・富士吉田」に向かったがソコも似たようなものだった。
まぁいいや、とにかくメシメシ!と山中湖畔近くにある「天めん」さんに到着したのは午前11時ジャストくらいか、ちょうど開店時刻なのである。パッと座って清々注文を…と思っていたら、駐車場にはクルマが既に何台もが停まっており店内もお客さんで一杯だ。う〜む、サスガに日曜日なのである、皆さん(空いている開店直後に)という思惑でイッキになだれ込んできてしまったようなのだな。
クルマはたまたま空いていた木陰のスペース、店内も残りひとつになった卓とギリギリセーフだったのは日ごろの行いに反しているようでもあるが、まぁこんな風に悪運の強い日も在るというものだ。

注文は楽しみにしていた『ぶっかけうどん』にした。今回で三度目の「天めん」さんでは初回に温かい天ぷらうどん、二度目はやはり温かな肉うどん&ちく天…と寒い時期ならではの品を楽しませていただいたが(暑くなったら食べちゃうんだもんね〜♪)と心にキメていた冷やしうどんである。
ちょっと甘く煮たお揚げが美味しいお稲荷さんとお約束の絶品ちく天をサイドオーダーして準備はカンペキだ。素のぶっかけうどんは¥400だが野菜天をつけてもらうと100円プラスとなる。
しかしこちらの野菜天は数種類の根菜類にヒミツの具材も加わったかき揚げで、カリリとした香ばしさに野菜の旨みや甘みがギュッと詰まっていてジツに美味いのである。コレを頼まないヤツはバカだと断言して構いはしない。

あぁ、本当に美味しいうどんだ。何と言ってもうどんそのものの美味しさがコトバを必要としないヨロコビを生み出す。そして天めんさんのコダワリのひとつでもある無添加ダシつゆの旨さが優しく柔らかにうどんを包んでいるのだ。
ソレにしても麺は相変わらずのボリュームで食の細くなってきたエロおやぢには若干過剰満腹コースなのである。ソコをちょっと救ってくれるのが各卓に備えるけられているこの辛味油だ。
唐辛子の効いたゴマ油は風味がとても良く温かなうどんにも美味しかったが、今回の冷たいぶっかけうどんにはもっと素晴らしい調味香辛料として食欲を倍増させてくれた。最初から入れたりせず“中ダルミ防止”テキな使い方が望ましいだろう、キレのよい美味しさにちょっと目先が変わって二度楽しむ嬉しさは、根強いリピーターを生み出すワケの一つでもあると思える。





天めん  http://www.tenmen.jp/
山梨県南都留郡山中湖村山中865?93
TEL/FAX=0555-62-1312
IP/Phone=050-1541-4988
ACT=11:00-14:00 土曜定休

地図




☆ いや〜次はナニをお願いしようかな… なんて今から楽しみにしてます♪
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帰り道の朝霧高原
もうコスモスが咲いていました



Afternoon, July 26. 2010. @Asagiri Plateau         Original Photo





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そして今朝の富士山
夜半から未明まで雷鳴が轟いていましたが夜明けはこんな空に…
雨が降ったせいかちょっと涼しい朝です



5:02AM, July 26. 2010. @Fujinomiya-City