鶏唐揚のスイートチリソース

「たまにゃいいよな…」と思いつつナカナカお家では取りかかりにくいのが甘酸っぱ辛いソースを絡めて作るタイ風の鶏唐揚である。お手軽な既製品ビン詰ソースもスーパーなどで売ってはいるが、けっこーいいお値段がするしイマイチ購入意欲が湧いてはこない。

ところが先日業務スーパーに行くとそのタイ国生産スイートチリソースが一本￥78で売っているではないか。320g入っているので概ね2〜3回は使えるだろう、コレは安い！と早速購入した。
テキも然るモノだ、ブラジル産鶏腿肉凍結パック２kg￥680のある冷凍ストッカーの前にコレを陳列しては、イカにも
「さぁさぁ、鶏肉は唐揚にしたらパッとコレをかけるだけでエスニック料理がお家でもカンタンに出来るよ〜♪」
とでも言わんばかりである。ソレにまんまと乗せられてしまうエロおやぢではあるが、なにせこの安さなら誰も文句は言えないだろう。
強いお味のソースを絡めるつもりなので唐揚にはあまりイタズラをせずプレーンに近い状態で作った。いつもなら調理しながら揚げたてアチチの唐揚をグビリとビールを飲りつつ一つ二つとツマミ喰いしてしまう所だ。しかしこの日は久しぶりのスイートチリソースが待っているのでグッとガマンなのである。
本来は唐揚の上にネギの千切り＆パクチーで強力タイ風武装すべきところであるがやはりイナカ街、パクチーは影もカタチもない。哀愁の午後なのである。　シカタがないので新生姜の千切りをトッピングしてのゲリラ戦術で食卓戦線に挑む。
おぉ〜、美味いよ美味いよ！　とても78円で購入してきたソースとは思えない。程良い甘酸っぱ辛さがビールの消費量を押し上げる効果があってジツにヤバいのである。
鶏のモモ肉は１枚約250g＝70円弱だからこの日の食材原価は一人あたり100円ちょっと…といったところか、信じられないくらい安上がりに出来たエスニック料理である。その分を酒に回して誠にいいキブンなのであった。