『えびニラまんじゅう』とクリーミィな発泡酒


ニワトリが先かタマゴが先か…ではないが、ツマミが先か酒が先かとワケの解らない悩みを抱いてしまうこともあって、コレがまたけっこー楽しいのである。
新製品のビールや発泡酒が発売されればソレに合わせた肴を思案するし、美味い食べ物がテに入ればどんな酒がベストだろうかとジクジク脳ミソをかき回す。そんな喰い意地の張った呑み助ならさぞかし話題にも事欠かないし毎日ワクワクな食生活だろう…と思われるかもしれないが、現実の世界は時間やサイフの中身といった足かせもあってナカナカ思ったようにはならないのだな。


札幌の友人から「こんな新発泡酒が発売されたぜ♪」とフォトメールを受け取ったその翌日、テレビのコマーシャルでそのビールを目にした。おや、ちょっとソソる泡立ちの良さと滑らかさではないか。
まあコマーシャルなので実際よりは上手く見せているのだろうが、信頼できるメーカーさんなので先日の某A社によってだまされたアノ発泡酒のような悲惨なコトはあるまい…と早速購入してきた。
購入価格は1本当り約130円と、平素飲用している“リキュール(発泡性)1”に比較して2割ほど高いがホンモノのビールより3割以上安いというかなりビミョーな設定だ。コレで美味ければ有難いものだし、下位ランク製品との価格差はさして気にならない範囲内である。
ジツは『えびニラまんじゅう』は少し前に購入してあったものだ。冷凍製品なのでナニか美味そうなビールでもテに入った時にでも食べようかとスタンバイさせておいたのよ。


焼きあがったら直ちにクチに運びアチチと言いながらプリプリ海老とニラの風味を楽しみたいところだが、その前に舌がバカにならないうちにこの発泡酒のお手並みを拝見しなければならないのだな。
グラスはいつも使っているビール6缶パックのオマケについてきた安物グラスではなく、ちゃんとしたピルスナーグラスに注ぎコイツの実力を正確かつ正当に評価してやらなけらばならない。おっと、オマエは例のA社製発泡酒の時にもそうしたのか?と聞かれると「いいえ、いつもの安物グラスでした」と答えるしかないが、エコ贔屓は世の常なので構いはしないのである。だいたいの物事は判定者の個人テキ感情や先入観によって決定されるコトなのであって、機会均等かつ平等で公平な評価・採点など皆無に等しい。
それに喰い物のお味だってその時の体調や気温湿度季節時刻年齢性別その他によって大幅に印象は変わるものなのだから、一度くらい低評価のハンコを押されたくらいでガタガタ騒ぐべきではないのだ。ただし某A社に関しては一度や二度ではないので最初から信用されておらずマトモな勝負ステージに乗せてもらえなかった…というイキサツがあって、まあ身から出たサビと思って頂きたいのだな。
おやまた話が逸れた。この発泡酒のウリはクリーミィなアワらしいが、ボクはソレより香りのよさと雑味の少ないクリアな味が気に入った。繊細な苦み、ふわりとした旨味などよほどコチラの方がピルスナーに近い。そうそう、サッポロさんのビールなら“エーデルピルス”の片鱗を想起させるものさえ感じる。
まぁそうは言ってもその価格帯のビール風味アルコール飲料なのでお味のボリュームは小さいが、アワを上手にプロデュースしたことによってこんな質の良さも生まれてきたのかな、と選択肢が増えたことに拍手を送りたい。




☆ えびニラまんじゅうとの相性は60点くらいかな(笑) 悪くはない…ってカンジですか。
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今朝の富士山



5:35AM                         Original Photo





5:56AM, October 03. 2010. @Fujinomiya-City   Original Photo