フレーク缶詰の『かにサラダ』

カニ缶という非常に魅力テキな食品はジブンで購入することなど殆ど皆無であって、その多くは中元歳暮その他各種祝事記念行事といった場面の贈答品として手元にやってくるワケなのである。
もっともこんなセコい商売をしているボクのところになんぞは盆暮れの届けモノなど来るハズもなく、今は亡き父上から有難いオコボレを頂戴した過去のハナシ、近年はトンと御無沙汰の食材なのだ。


ところがそんなボンビー君にもカニ缶のフンイキをちょっとだけ楽しめる安価な商品があって、しかもスーパーなどでよく廉売されているという都合のよい品なのだな。
まあハッキリ言えば性器の…違う!正規だよ…そう、正規のカニ缶を製造するときに出てしまうクズを集めたモノなのは既知のジジツなのではあるものの、いちおーカニ正肉100%であってお味の方にさして遜色が出ていないのは心強い。近年のカニカマが研鑽を重ねた結果、強力なカニ肉食感風味を備えたとはいえやはりホンモノとは生きるべきステージが違うのだ。
残念なコトにクズ…おっとシツレイ、フレークと呼んで差し上げなければ…には心地よい弾力を感ずる噛み応えといったものはなく、フワフワというか殆ど流動食に近い感覚しか残されていないのが惜しいのではあるが、ココで投下した資本を考慮するとやむを得ない実情を認識しなければならないのだ。
そうした廉価版カニ缶の能力特徴を如何なく発揮させるのはシュウマイとかあんかけの具材あるいはカニ玉といったところなのであって、サラダのトッピングに抜擢したのはいささか過剰な期待であったとも言える。しかしコレにマヨネーズなどをチュ〜とかけて食したりすればけっこーなシアワセ感があるものなのであって、決して貧しいキモチにはならないのよ。
そうだ、ヒトを卑下する時には「このクズ野郎!」などと怒鳴ったりするものだが「このフレーク野郎!」と叫んだりすれば相手はニヤリとしてしまうかも知れないなあ…




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秋祭り(富士宮市大岩・箕輪八幡宮下の祠)



September 22. 2010.                   Original Photo