(100) 秋田県仙北・おはよう納豆『納豆の通』

久しぶりに見たブランドは以前に食した『カレー納豆』のメーカーさんだった。いつもあるワケではないのでスポット仕入れをする納豆なのだろう、なんといっても静岡で秋田の企業ってのも不自然だしなあ。

…と思っていたらこの納豆の製造元というか出身地は茨城県牛久、このメーカーさんが納豆の本場・茨城県に工場を建てて世に送り出す製品なのである。
流通が豊かになった現代だ、なにもわざわざそんな所に出てきて作らなくたって…とは思うのだが、ソレにはトーシローでは解らない深〜いワケがあるに違いない。

サスガに「通」と冠するだけあってふっくらモチモチした食感の納豆は美味い。廉価版に多い小粒とは違って中粒を採用しているところもお味優先の姿勢を明確に受け取れる。
惜しいのは納豆の香りがややソフィスティケートされ過ぎで、これだけの旨味を蓄えた納豆ならもう少しベタッとイナカ臭く強い香りがあれば申し分のないものだったに違いない。とはいえ、そうなると既存の茨城・水戸軍団との差別化がなくなり関東後発組としては不利かもしれないなぁ、近年の嗜好の変化を読み取ってのシワザかもしれないし、トーシローはヨケーなコトを言うべきではないのだ。
ただボクは昔ながらの納豆らしい納豆がスキなのであって、ついつい評価の基準をソチラに持っていってしまうのである。パッケージのデザインも同様で出来れば二色刷り、あるいは単色のダサダサにクラッとキてしまうのはもうビョーキに近いかもしれない。
だがモンダイはナカミだ。ちょっと美味しくて高飛車なお値段でないところが、この納豆のよいところなのだな。


おはよう納豆(株式会社ヤマダフーズ
http://www.yamadafoods.co.jp/




☆ こーゆー良質な納豆をレギュラーで入荷して貰えると有難いんですが…
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藁塚って云うのでしょうか…
稲刈りの終わった田は現代アートのギャラリーですね



October 13. 2010. @HigashiShimojo, Fujinomiya-City