(90) 秋田県仙北『 カレー納豆 』

この秋田県のメーカーさんの納豆は二度目だ。秋田県らしく “ひきわり納豆” が主力のようだがもちろんフツーの納豆も製造している。
そんな中で今までありそうでなかった「カレー納豆」という冒険にチャレンジする姿が東北のチカラ強さを感じさせる。
カレーに納豆を入れて食すことは過去においてはヘンタイなどと呼ばれ痴人扱い対象で要注意人物と見られていたが、もともとカレーは豆類との相性が良いのでやってみればジツに美味しい料理なのである。

今となっては納豆カレーはドコの家でも食卓に上るとまでは行かないが、実際に納豆入りのレトルトカレーも市販されていてかなりポピュラーな存在となりつつあるのだ。
ところがこの逆が今までどうしてなかったのかとフシギに思ったりもするのであるが…つまりカレーの領域に納豆が「おじゃましま〜っす」ではなく、あくまで納豆が主役である中に「ちわ〜、カレーでーす」というのを見たコトが無かったのである。
トーシローにはカンタンに思えるコトであっても意外に“ カレーたれ ”といったソースの実用化は難しいのかも知れない。単純にちょうどよい甘辛加減やカレーの風味の強弱だけでなく、保存性や温度による粘度の変化など細かいハードルがたくさん待ち構えているに違いない。

パッケージを包むフィルムにはパスタやトーストに終わらずピザにまでトッピングされたカレー納豆の写真が印刷されていてメーカーさんの本気度が解る。
この納豆に添付されているカレーたれは単体でナメると「ちょっと甘すぎないかい?」というくらいアマショッパな調味なのだが、納豆に混ざるとカレー風味の砂糖醤油といった風でなかなかにいい塩梅なのである。
恐るべきは新商品に「大人の味わい カレー納豆 中辛カレーたれ」というラインナップが加わっていて、この商品が順調な市場評価を受けていることなのである。


おはよう納豆(株式会社ヤマダフーズ
http://www.yamadafoods.co.jp/




☆ ピザに乗せる勇気はない…と言いたいけど、チーズとの相性はよさそうだしな〜
クリックしてランキングアップをお願いしますー!