慌てず構えよ『ふわとろポークカレー』

確か前回も豚肉のカレーだったのでビーフにしようと思っていたのに出先で食したランチがビーフカレーだったり、たまたまテに入れた地産地消レトルトカレーが“静岡そだち”などという和牛を使ったものだったのでアッサリ豚肉に変更してしまった。

冷凍庫には豚バラ肉のブロックがあったのでソレをカットして使うのよ。コロコロとテキトーに切り分けフライパンで表面に焼目をつけたあとは一旦茹でこぼしてからスープでコトコトと煮込んで柔らかくしてやるのだな。
決して慌てて作ってはならない。まあそうは言っても作り始めて翌日くらいならソコソコ柔らかになっているので美味しくその適度な弾力と共にポークの旨味を楽しむことが出来る。
ただその柔らかさをより求め、箸で持っただけでホロリと崩れてしまうようなニクを希望するならば三日三晩は必要だろう。そのころになるとスープに溶け出た旨味は再び肉の中に戻り始め煮込んだニクならではの美味しさも生まれ始めるが、同時にすっかり少なくなってしまったスープにブイヨンなどを継ぎ足す作業も生じ、常にひたひたな状態に保つよう監視する必要がある。努力は必ず報われ、そうカンタンに食すコトのできない“ふわとろ”なポークが君の舌の上に究極の食感とヨロコビをもたらしてくれるハズだ。
ただしそこまで柔らかにするとルウなど溶き入れるときもグズリと崩れてしまうので最後まで細心の注意を払ってカレー作りに臨まなければならない。例え市販の固形ルウを使うにしても手荒くかき回したり強火で一気に沸騰させてなどと云ったガサツな調理は禁物なのである。平素は大雑把でいーかげんなエロおやぢであっても、この時だけは慌てず構え繊細な感性を研ぎ澄ましているのだ。




☆ パイ包みにして食べてみたい…などといったゼイタクを思いついてしまいました(笑)
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コレが出先で食したカレー
坐坊」さんの名物『黒カレー』ですね
季節のヤサイもたっぷり
大変美味しいカレーです
ルウの黒さは黒ゴマ、リッチな味でした






今朝の富士山
アワよくば双子座流星のひとつでも…と思いましたが、そう甘いものではありませんね

4:54AM                               Original Photo




淡い朱の射す夜明けになりました

6:46AM, December 12. 2010. @Fujinomiya-City