1本50円の『大根と油揚の煮物』

農民市場に大根を買いに行った。キンメ鯛の干物をテにいれたのでソレに添える大根おろしを作るためだ。フツーのスーパーではカタチもよくリッパなものが二百円を超すお値段で売られているが、ココではヒネたものなど規格外の大根が破格の安さで並べられているのでボンビー君は嬉しいのである。

ボクが選んだ一本はネジクレヒネクレたヤツでなんだかちょっと固そうな大根だが、とにかく50円というお値段には全てにメを瞑ってもオッケーな魔力があって問答無用なのである。
大根おろしなどに用いると硬く締まった身肉なのでビチャビチャせず都合がよかったが、残りを煮物にして食してみるとナカナカな歯ごたえがあって、とうてい料理屋などで商売に使える類のモノではないことがスグに判った。まあソレでもお家で食す惣菜としては何も問題はなくゼイタクを言ってはイケないのである。
剥いた皮はキンピラに、葉は中心の柔らかな部分は煮物の彩りに添え、大きな葉は茹でて刻み味噌汁の浮き身に…と捨てた部分は皆無に近い。たかだか50円の食材であってもこうしてムダなく完全活用し終わるとキブンも爽快だ、なんだかまた買いに行きたくなってしまうのである。
特にキンピラは家人の反応も頗るよいが、なにせたった一本分の皮からなのであまり量もとれずスグに売り切れになってしまいそうだ。ソレでも作っている途中で(いくらなんでも少な過ぎるかなあ)と思い水菜をザクザクと刻んで混ぜガサ増やししてしまった。これがなかなかよいアクセントになって葉の青味が茶色一色の味気ないキンピラを上手く魅せてくれる。増量目的でなくともいいレシピか!と自画自賛なのだな。
ゴリゴリ大根なら全部キンピラにしてしまってもいいかも知れない。




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Sora



Afternoon, March 06. 2011.











かぶちゃん
こんてぃわ〜!
おぉ〜オトコヂカラアップの弁当ですな(笑) しかしマメだねえ、ボクなんかメンドくさがりだもんでさ、なにかメインをドッカ〜ンって詰め込んで、アトはテキートな穴埋めゴマカシやってホイだもんな (´▽`*)アハハ
でも「雪の下だいこん」ってやっぱりソッチじゃ売ってるんだね!美味しいってハナシは聞いてるんだけど。ニンジンやキャベツも美味しいらしいじゃん… 食べてみたいなあ。
あっそうだ! ヘソの下ダイコンならあるか(笑)
シナビてないしさ\(≧▽≦)丿




カゼハドコカラ Lot さま
おはようございます!
おホメにあずかり大変嬉しい反面、いーかげんなエロおやぢは恥ずかしくて「いや〜ん」と逃げ隠れしたくなるようなキモチでもあります。
しかし「食育」というコトバだけで飾られたガッコー教育や給食ではこうした本質を未来に継いでゆくことが出来ず危機感を持っているのもジジツでして、地元産の食材を使えばオッケーみたいな安易な取り組みには腹立たしさが募るばかりです。
たかが大根1本ですが、そこから拡がる世界はこの国の人々が忘れてしまったものがたくさんあると思うのですよ。 まだ間に合うのか? 諦めたりしたくはないのですが…




う〜様
こんにちは!
この煮物、いよいよ最後のほうになってから刻んでうどんにトッピングして食しました。いや〜美味かった♪ シミシミ大根と油揚がだしつゆに馴染んでとても残りモノとは思えなかったなあ(笑)
大根葉はキンピラに入れてもよかったかもね(´▽`*)アハハ




Lotさま
こんにちは!
あっ、ソレは一理アリですな\(o^∀^o)/
だいたいコドモってのはオトナになるためのトレーニング期間なんですから、ガキにコビた文化を蔓延させるようでは世も終りでしょう。
ってなワケでエロおやぢは昨今の若い世代の風潮に全く迎合できないのであります(´▽`*)アハハ