『だいこだき』 〜大根と油揚の炊き合わせ

京都の千本釈迦堂で毎年師走の8日に行われる行事だそうな。今まではそんなものに気をかけたコトなどなかったがナゼかこのところ伝統行事や地方郷土に由来する文化・食といったものに興味が湧いてしまうのだな。


十二月の八日にお釈迦様が菩提樹の下で悟りを開いた事に因む習わしで、このお寺の三世慈禅上人が大根の切り口に梵字を書いて魔よけにした起源は鎌倉時代に遡る。食べれば中風や悪病よけになると伝えられていて、信徒もそうでないヒトもワンサカ押し寄せては大根を煮たものをアチチと食している姿をテレビのニュース番組で見た。
大根の入った大きな鍋がいくつも用意され次々と椀に盛りつけられ人が群がる様子はナニやら災害時の食料配給のようでもあって、ジツはそうした習慣も非常時の訓練を喚起するためのものなのではないかとも思えるのだな。
用意された大根は約5000本というからいったい何人分の量なのだろうか想像もつかないし、ソレを作るために剥いた皮は無慈悲に捨てられてしまったのか…などと思いを馳せるのも楽しいではないか。ただし大根と油揚げしか入っていない椀が1杯千円と聞くと(う〜む、そりゃボッタクリゾーだよな)と思ってしまうのである。いや寄付みたいなものか…
さてそんな『だいこだき』をボクも作ってみた。例によってテキトーに炊いただけなのではあるもののダシ汁と油揚の香りがシミていて美味い。
葉は茹でてトッピングしたが意外に大量だったのでこのアト味噌汁の具として数日食卓にのぼった。皮はもちろん捨てたりせず、細長く刻んでキンピラにした。一切ムダなしの健全経営である。
しかし病気などの厄除け料理なのにビールというのは不健全かもしれないなあ。




☆ はんなり優しいお味どすえ〜(笑) ただしキンピラが激辛でさ(*`θ*)<炎炎炎
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なんだかねえ、こんなもんを食べたりもして
1パックだけ残ってたヤツよ 即カゴさ
量は少ないけど約二百円ならオッケーだよな


エンガワとサーモンは特に美味かったな〜♪





でもやっぱりマグロはもっと喰いたかったよ
一杯の肴にはちょうどよかったけどね


で、今日はいつもの富士山フォトはないの?
そう、朝から小雨模様で…