(134)ウヤムヤな…ヤムヤム『パッキーマオ風味焼そば』

以前に食したコトのある袋タイプのタイ国製インスタント焼そばカップ麺になって店頭に並んでいた。よく行く輸入食料品店の棚にガサッと積んであったのは未だ入荷したばかりで店員さんが施すいつもの美しいディスプレイは未だ間に合っていないようだった。

それはバジルのフレーバーをつけたオイルが特徴の「パッキーマオ」という屋台料理をイメージした料理がベースになっていて“とにかく辛い”というのがウリのようだ。店内ポップにも激辛!と表示されていてますますエロおやぢはソソられるのである。
タイ料理と云えばトムヤムクムが真っ先に思い浮かぶが、かの国の人々にとってはもっとポピュラーでリーズナボな屋台系の料理、ガイ・ヤーン(ヤキトリ)やパッタイ(海老やモヤシ入りのビーフン炒め)ゲーン・キョワーン(緑カレー)ヤムウンセン(春雨サラダ)などが日常テキに食されている。まあその定番のひとつがどうやらコレらしく、語意はパッが炒める、キーマオが酔っ払い…つまりヨッパのための激辛料理なのだな。
海外の紀行モノ番組はよく見る方だが、バンコク市民のあのエネルギッシュな朝を見るとどうやらソレは食事からきているものなのではないか…と思えてくる。そしてランチタイムともなればニッポンのOLさんたちと一緒で、オフィスから飛び出してきてはストリートに寄せている屋台に群がり激辛料理の入ったのランチボックスのようなものを手にしてくる。そして嬉々としてソレを食す姿はなかなかに見ていてキモチがよろしい。
しかしタイのねーちゃん達は朝イチのお勤めの際にぼんじりがヒリヒリしたりはしないのかと心配になるが、案外慣れてしまえばソレも爽快なキブンに変るのかもしれないなぁとお気楽に構え直すエロおやぢである。

カップのフタには作り方が記載されているが、1・2・3…など数字以外はタイ語なのでチンプンカンプンなのである。まあカップ焼そばなのだから熱湯を注ぎそれを捨ててソースやオイルと絡めて完成という図式は一緒だろう。麺を戻す待ち時間は3という数字が途中にあったので多分ソレに違いない、エイヤで3分間待つのだよ。
さていざ湯を捨てようとして湯切り穴のついたフタの一部をハガそうとしたが、どうにもハガれるべき一点が見つからないのである。それもそのハズ、最初っからそんなご丁寧な気配りはなされておらず、フタの絵をよ〜く見るとフォークでアナを開けるような図がある… そうか、テメーでブスリとやって湯を捨てろってコトかい!なのであった。

粉末ソースとフレーバーオイルの袋は破りにくく、ちぎって開けてもナカミが固まっていてなかなか落ちてこない。う〜む、これでは麺が冷めてしまうではないか!もうスプーンでホジくって投入しちゃうもんね…なのである。
やれやれ、ようやく完成して実食なのである。以前はフライパン調理だったものがカップスタイルになっただけでお味は一緒だと思っていたら違っていた。ハッキリ言うとマズ〜なのであった。
なんだかカビ臭いような風味もするし、やたら辛いばかりで旨味と云うモノが感じられないのはヒジョーに残念なことなのであった。サスガにタイのおねーちゃんもコレではあの笑顔は出てこないだろう。
う〜ん、このオトシマエはウヤムヤにしたくないなあ。焼そばじゃなくてお湯を入れたままスープヌードルみたいにして喰ったらどうだろう…とも思ったが、ソコまでする勇気は持ち得ない。



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