(142)マジメなインドネシア人のマジメなミーゴレン

インドネシア製インスタント食品の第二弾である。前回は「マジメなインドネシア人のマジメなインスタントラーメン 」と称して全然辛くない塩ラーメン風の料理に感心したり、近いのに食文化の異なるタイ国製と比較してみたりもしてなかなかに楽しかったのである。

さて今回は焼そばだ。ナシゴレンが焼めしならばミーゴレンは焼そば…もうお判りだろう「ナシ=ご飯」で「ミー=麺」そして「ゴレン=揚げる、炒める」という意味のインドネシア語なのだな。
例によって袋の裏面にはインドネシア語の説明書きしかないのでテキトーに作ってみるしかないのあるが、解らないナリによく見ていると、どー考えても焼いたり炒めたりする工程はなくて、茹でた(と云うより湯戻しした)麺に添付の調味料を絡めて食す…といった風で、いわゆるカップ焼そばの作り方なのである。

なんだかソレも芸がないような気がしてニッポンのフツーの袋インスタント焼そばのように最終的には炒め調理をすることにした。ソレではインドネシア製品のリアルな味じゃないだろ!と云うご意見もあるだろうが、ミョーな具材も加えたりしてどーせ本家本元とは違ってしまっているのさ、え〜いもう破れかぶれだもんね〜みたいにテキトーなのである。
調べてみると本国インドネシアでは鶏肉と小海老を入れるのが定番であるもののヤサイ類は地モノを用いコレといった指定はない。キャベツあるいはチンゲン菜やタア菜といったように要は青味の新鮮なものを使えばいーのである。
つまり張本人がユルい規定でシゴトをしているのにコピるほうだけが大サワギしてもしょーがないのであって、マジメにも程があるってなものなのだな。どーだ、コレで堂々といーかげんなレシビを正当化出来るぞ。
しかし、もし現地の本格テキなミーゴレンを知っているヒト(たとえば「オレはジャカルタティーの屋台で何度もソレを喰ったんだぜ!」とか「ゴアの街はずれの食堂で食べたミーゴレンは絶品だったよ〜♪」はてまた「日本大使館の会食にお招きいただきましてね、そちらで現地のコックさんが作って下さったものが極上のお味でございましたのよ、お〜ほっほっほっ〜」みたいな)がいて、おいっ!アンタの作ったミーゴレンはインチキだぜ!と指摘でもされたなら、即座に「ははあっ、左様にございますか…申し訳ございません」とヒレ臥すしかないのである。う〜む、なんだか昨日の帯広ぶた丼みたいな展開になってしまったなあ。

なにせ現地で喰ったことが無い…と云うのはもう言い訳ひとつ出来ない弱点なのであって、ソコを責められると「あぁんいや〜ん、うっふぅん♪」違う!グウの音も出ないエロおやぢなのではあるが、こうしてインドネシア本国製造の食品であれば、たとえ邪道と言われようが道は道なのであってムネを張って歩いてゆけばよいだけのハナシなのだな。
それにほら、マジメなインドネシア人はたかがインスタント袋焼そばに5種類もの調味料を添付して一所懸命に本格ミーゴレンを再現せんと奮闘しているのだ、こいつでジャジャッと作ればやっぱりミーゴレンなのだな。例えイスラムの戒律に反する豚肉を使っていたとしてもね…




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東北地方太平洋沖地震義援金
あなたが今スグできること…
http://volunteer.yahoo.co.jp/disaster/list/0047.html





今朝の富士山
なんだか見えた気がしないんだよな
暑いからだんだんハラもたってきたしさ…



6:14AM, August 10. 2011. @Fujinomiya-City




昨日の様子も似たようなものか










かぶちゃん
こんてぃわ〜! 多けりゃいいってもんでもないけどさ、マジメな努力は認めたい(笑)
サンバルソースとかケチャップマニスそしてバワンゴレンなど、あまり馴染みのない調味料でさ、コレってジブンで揃えるのはタイヘンだよな〜(´▽`*)アハハ



う〜様
おはようございます! ソレって全商品富士宮やきそば化じゃん(´▽`*)アハハ 
しかし最近のマルちゃんの惨状にはメを覆いたくなりますね、いちど原点に立ち返って製品づくりのベクトルを見直しすべきでしょう。
そうそう、昨日コンビニで「マルちゃんが昔からスーパーで売っているビニール袋の生焼そば3食入り」と同じデザインのカップ焼そばを見つけました。フツーの味なら食べてみたいんだけど(笑)