『さんまの蒲焼丼』

今月の21日木曜日がいわゆる土用丑なのであって、街を歩けば界隈にあのタレと鰻の脂が焦げる悩ましい香りが流れ出て、噴出する欲望がバクハツしそーになるのを抑制するのに必死なエロおやぢが容易に想像できるというものだ。
いや、土用丑なんぞが来なくたってウナギの蒲焼は喰いたいのである。好きだからねえ、シカタがないじゃないか。もう思いのままに本能を充足させる行為に走るのだな、電車の中・暗い夜道・アパートの一人暮らし手当たり次第に…違う!うなぎ屋さんに飛び込んでその蒲焼を喰うべきなのであるが、哀しいことにサイフの中身が心細い。したがって魚屋に出向いて出来あいの鰻蒲焼を購入してはお家でマネゴトをしてコーフンを諌めるのである。


その前にちょっとスーパーに立ち寄ってコマゴマした買い物を済ませてね、やっぱり日本酒だって欲しくなるしさ…と酒瓶の並ぶコーナーに立つと呑み助のココロをくすぐる肴が巧妙にディスプレイされていて、ついついその幾つかをテにとって見てしまったりもするのだな。

「ソフトさきいか」とか「チーたら」や「特撰サラミ」などといった袋モノから「イカ塩辛」や「粒うに」といったビン詰類、そしてやはりコレがなくっちゃあねえという缶詰の数々。
そんな中にちょっと変わったヤツを見つけた。フツーのイワシやサンマ蒲焼の缶より横幅が広い。ちょうど輸入モノのオイルサーディンによくあるサイズの缶詰は『さんま かば焼 どんどん』という“ちょうした”ブランドの商品なのであった。
おぉ〜コレは美味そうではないか♪ もうすっかり本家であるウナギ様のことなど忘却の彼方である。そうか、ドンブリに載せやすいように平たい缶で専用商品化するなんてエライじゃん、ヨッパになってドンブリ製造がメンドになったら最悪このまま喰ったってオッケーだし…とウキウキウェイクアップワムワムである。う〜んイミ不明なくらい喜んだってことにしておきましょう。
美味かったですよ、フツーに。粉山椒をパパッとかけてねえ、ワシワシあぐあぐ。深い満足感などありはしないが、まるごとドンブリに使うことを前提に開発された商品のようなので、タレも若干薄味に仕上げられているしカットサイズもズバリ…という優良カンヅメは安心感のカタマリのようなヨロコビを満たしてくれる。
ずっと長い間(ちょうした…ってナニ?)と思っていたが、千葉県の銚子にある田原缶詰…銚子の「タ(屋号)」で「ちょうした」だったのである。なるほど銚子にはお醤油の製造元もあるしねえ、海産物を水揚げしたらそのまま加工するには絶好の立地条件だからなあ。
缶のデザインは昔からある同社のスタンダードなイワシやサンマの蒲焼缶詰製品が秀逸ですね、うん…アレはいい。





ちょうした(田原缶詰株式会社)
http://www.tawara-kandume.com/





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今朝の富士山
「今日も暑くなりますよ」と言わんばかりの空



5:54AM, July 13. 2011. @Fujinomiya-City