待たせてゴメンね『蒸し牡蛎と茄子のパスタ』

昨年初冬におチ〜バのマダ〜ムから生のムキ牡蛎が送られてきた。彼女の故郷・広島の名産は粒選りで非常に美味しいものであって様々な料理で楽しませていただいたが、いかんせん量が多かった。
そこで“新鮮なうちに蒸して冷凍保存する”というワザを駆使してアトアトまでヨロコビを引っ張ろうとするエロおやぢなのであった。

業務用の海鮮類をよく知っているヒトならお気づきのことと思うが、ほとんどの食材が氷でコーティングされている、あるいはブロック状の氷にすっぽり漬かった状態で冷凍保存されているのである。
これはなにもズボラをこいていーかげんな冷凍にしてあるワケでは決してなく、食材の乾燥や冷凍ヤケを防止するためなのである。水の膜(氷)が外部の酸素や異臭を遮断してかなり長い期間鮮度を保つことが出来るのであって、なにも業務用だけにそのメリットを独占させておくテはない。そう家庭用冷凍冷蔵庫でもソレは可能なのである。
深めの平らな容器を準備し食材を入れヒタヒタになるまで水を注いでそのまま冷凍庫に放り込むだけで業務用に近い状態に保つことが出来る。冷凍庫内に効率よく収めるためには四角い容器の方が都合がよいだろう、ボクはちょうど赤レンガを一回り小さくしたくらいのステンレス深バットを用いていてコレがマコトに調子が良い。完全に冷凍状態になったらウラ側に流水を当ててやればピチピチッという音と共にスポンと内容物が取れるのでラップで巻き、ジップロックで更に包んで冷凍庫に整然と並べることが出来るのだよ。
そうして保存したエビやカキといったものは瑞々しく臭みもないのであってどーだまいったかザマミロなのである。まあそうは言ってもしょせん家庭用の冷凍庫はマイナス18℃程度で、その温度も変動が激しいからあまり長く置かない方が美味しく食べられるだろう、せいぜい半年くらいにとどめて置いた方が無難ではあるのだな。
ということはちょっとタイムオーヴァーしているのだよ、もうSeptemberなんだから。てなコトで少々慌てて作ってみたパスタである。季節の茄子とちょっとだけ贅沢なベーコンもあわせてお味にコクと香りもプラスした。いや〜問題なく美味しいぞ♪ 蒸し牡蛎にしてあるのでギュッと濃縮されたような旨味も健在、コレはイケてますな。
そうそう、この保存方法だと蒸さずに生のままでもオッケーですからね…




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