『活きウニ』from 東北・石巻

基本テキに日本酒は大好きなのだが例のビョーキのトリガーになりやすい気がしてセーブしている。しかし刺し身などの和食のお供にはどうしても必要な場合もあるぞ!と言い訳をしつつできるだけ小さな単位のビン入りを購入しては自己抑制の効いた飲酒ライフを送るエロおやぢである。

そんなある日に東北・石巻からの出張者殿より『活きウニ』をいただいた。前日に収穫したものを氷詰めにして新幹線の手荷物として持参…いやはや大変なご苦労なのである。美味しい物を食べさせたい執念というか熱い想いが伝わってくるではないか、ジツに有難いことなのだな。
昨日まで石巻沖で太平洋の栄養豊富な黒潮でゆったり暮らしていたウニたちは突然氷点下地獄に落し込まれた上脳天にアナを開けられ哀れ昇天、人間サマの餌食となってしまうのである。
こーゆー食材はヘンな細工をしないほうが宜しいに決まっているのであって、このままスプーンで掬ってクチに運んでやるのが一番正しい。おっと、その前に人間の欲望の犠牲となったウニに敬意を表してキチンとした最期を見届けてやらなければならない。つまりココはビールでもなくワインでもなくやはり日本酒なのだ。
家人たちは“『活きウニ』を食すという粋な人生”を持ちあわせていないのでこいつらはボクが独り占めできるのよね、どうだまいったか〜ガッハッハ〜!なのである。しかしそのヨロコビは一瞬で、これだけの量の『活きウニ』を平らげるためにはソレナリな分量の日本酒も必要なハズなのであって、煩悩を優先するか末永い健康を慮るかの選択にエロおやぢのセコくちっぽけなココロは揺れに揺れるのである。
でもねえ…多量のウニと豊富な日本酒…それではあまりにも欲を張り過ぎていはしまいか。オトナなんだからね、今日はひとつどちらかにして将来のお楽しみも確保しておきましょうよ。ええ、ウニはその日のうちに食べてしまわないとね、石巻からの出張者の心意気に申し訳がないではないか。
てなことでフニッシュは焼酎にバトンタッチの『活きウニ』ではあったが心配には及ばなかった。コレ以上もコレ以下もない問答無用のウニ世界がそこにあるので酒はあくまでもヘルパー役だ、講釈をコネなくてもちゃんとそれぞれのステータスを確立しているのよ。
いや〜参りましたね…『活きウニ』。正直に申し上げると殻つきウニって初めて食したのよ、そして美味いったらありゃしない!なのである。ステージが違っている。まったり濃厚とか甘いといったコトバでは表現し切れないエネルギーがある。黒潮の恵みの生命力。


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今朝の富士山
日中は連日の猛暑でいかにも真夏ってカンジだけど
早朝はそこはかとなく秋の気配も漂う上空



5:23AM, August 05. 2012. @Fujinomiya-City






ラントマンさん
おはようございます!
いや〜なんとも幸福な時間を過ごしましたよ(*´ω`) こんなお土産をいただかなければボクも食すことはなかったかも知れませんねえ…
しかしこーゆーモノを食してみて判ることはフネにキレイに並べられたウニが高価であるワケですな、身を崩さず粒選りなものを集めてタイヘンな手間暇をかけてあるんですよね。
まあ胃袋に入っちまえば一緒なんですけど(´▽`*)アハハ



ムー吉殿
こんにちは! バカにもやっと盆休みがやってきました(笑)
朝夕の気温が少しづつ下がってちょっとラクになってきましたね。でも日中の猛暑は相変わらずで地獄の日々を送っております(´▽`*)アハハ
ボクもウニはテイクアウトの寿司・軍艦巻を除いてホントに久しぶりでしたが、まさかこんなカタチでありつけるとは思いもしませんでしたよ。
9月の神戸で思いっきり美味いもん食べたいですね、今から楽しみにしていますよ!