『コムタンラーメン』の奇襲

哀愁のイナカ町にあるいつものスーパーではレギュラーの品揃えはソレナリなものでしかないけれど、それを補完するようなカタチで時折通路にど〜んとスポット商品が山積み廉売されることがある。

ちょっと冒険テキな商品などフツーのお値段ではなかなか購買意欲は起きてこないが、そんな袋インスタント麺などが¥50を切る価格であったりもすれば(う〜む、こいつでイタズラしてみてもいいかな)なんてキモチになってカゴへ…ということもあるのだな。失敗したってココロもサイフも傷まないでしょ、って消費者の心理をスルドく衝いた商売人の術中に嵌るのはシャクなんだけど、まあそーゆーことも新たな発見のキッカケになるのであって決してわるいことではない。
“わるいこと”と言えば近ごろFMラジオ放送のCMで気がかりなものがひとつあるのよ。
「今日“いいこと”したヒト〜っ」という問いに幼稚園児らしき多人数の声で「は〜い!」に続き
「えぇっとねぇ、ママの齢を訊かれたのでぇ…五歳若く言っておきました!」
と答えるコドモの声、そして「いいことしたヒトに〇〇の〇〇(企業名と菓子の商品名)」のナレーションで終わるCMなんだな。
おいおいっ!ヒトにウソをつくのが“いいこと”かい?世間一般ではウソはドロボーの始まりってね、悪いことの代表例なんだよな。それにいけないよ〜、ガキのうちからヒトを騙すことなんかホメたりしちゃあ。だいいちそんな機転の利いたモノ言いの出来る幼稚園児なんているのかよ、まったくウソ臭くてたまんないCMだぜ!ってそのお菓子、ジツは一度食べたことがあってけっこー美味しいんだよな…おっと、ラーメンの話から脱線ですね、元へ。

で、先日見つけたのは韓国製のインスタント袋麺だ。同国の代表テキ料理のひとつであるコムタンスープがベースになったラーメンは食す前から(美味いにキマってるじゃん)みたいな期待がウズまくのであるが、このところモノ忘れの激しいエロおやぢは食品庫にこいつを置きっぱなしにしたまますっかり記憶から消えていたのね。
ところが大量にいただいた牛肉ブロックをコトコト柔らかく煮ているときにその『コムタンラーメン』の奇襲を被ってしまったのだな、あら〜そういえばこんな肉塊にピッタシの料理はコムタン…そうそう!出来るじゃんソレって!なのである。突然喰いたくてたまらなくなった。矢も盾もたまらず調理途中でその肉塊を取り出しパパッと作ったラーメンにトッピングだ。美味い!たまんねー旨さだ。ラーメンはスグに出来るけど、ニクはちょっとカンタンには…な当分再会できそうにない料理を貪り食した夏の午後なのであった。
てなワケで、ボクは友人たちの一人に在日韓国人がいる神戸に今日から週明けまでアソビに行ってきますよ。来週またこの日記でお会いしましょう。




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夜明けは傘雲から…



6:00AM, October 12. 2013. @Fujinomiya-City