真夜中の『もつカレー』@金の字支店

老舗の酒場「大村バー」で美味いもんたっぷり喰いながら一杯飲って満足したはずなのに、ナゼか「もう一軒パトロールしてきますか…」となる欲に溺れた罪深きエロおやぢなのよ。

それもそのはず、いいキブン千鳥足でホテルに戻る道すがら見つけたのはあの「金の字」の支店さんだったのよね。「金の字」って言ったらもうアレしかないじゃん!ってくらいB級グルメで有名になった『もつカレー』発祥のお店なのだな。しかも恥ずかしながらボクはその「金の字」さんに行ったことがない…つまり本家の『もつカレー』を食っていない…というマコトに以ってケシカラんフードフォトライターなのである。
え〜い、ここはイッキに汚名返上ぢゃっ!なんて言い種はアトづけのインチキであって、ホンネは単に(一度喰ってみたかったのよ)なのである。だってさ「金の字」の本店さんは清水にあるからなかなか行く機会も少ないし、その支店がせっかく目の前にあるんだから逃すテはないでしょ。
暖簾をくぐってビール大瓶と同時に注文したのは件の看板メニュー『もつカレー』である。正式名称は“もつカレー煮”、一本¥150で食す戦後間もないころからの清水っ子お馴染み庶民派グルメである。
豚もつが串打ちされた状態で柔らかくトロけるようにカレーソースで煮込まれている。見た目は濃い感じがするけれど、食してみれば以外にあっさりしていてカレーの風味がピピッと口腔と舌を刺激してくる絶妙な塩梅。いいねえ、美味いねえ、上等だねえ…付け合せに出されるキャベツのザク切りをバリバリ食しながら流しこむビールがまたやたらに旨く感じるじゃん。

前のお店であれほど飲み食いしたはずなのにこの食欲はいったい何なんだ!ってくらいカレーってやつにインスパイアされて困っちゃったエロおやぢは、調子に乗ってホカのメニューも頼んでしまったりもするのだよ。
「金の字」=もつカレーみたいな固定概念があるけれど、ジツはこーゆーお店ってのは基本の焼鳥とかモツ焼がたいていとびきり美味いんだよね、レギュラーメニューがしっかりしていてこそ活きるのが看板メニューってものなのである。

ねぎま・砂肝ともに申し分のない仕上がりで、どんな呑み助もこのお味なら満足するに違いない。フツーの居酒屋さんなのでそうした焼き物のほかに生もの・お刺身や揚げ物そして煮物・漬物とひと通りの献立が店内に掲示されていてドレも食べてみたい。しかしあれだけのものが胃袋に収まった状態でその時刻である、サスガのエロおやぢも退散の時を意識するようになってしまった。
ロレツの回らない醜態を曝け出す前にステキな紳士としてお店を出たいじゃん…という意識とはウラハラにヨレヨレ加減チドリ足がさらに乱れてみっともないったらありゃしない。翌日は早起きしてちょっと行ってみたいところもあったしね、これくらいでおしまい。


金の字支店
静岡県静岡市葵区常盤町1-1
TEL=054-251-0041
ACT=18:00-23:00 日祝定休




クリック↓↓↓で応援をお願いします






梅成弟子丸さん
そ、そんな〜禁止だなんて…(;´Д`)ノ
こんにちは!考えてみればヒトには「最近はニクよりヤサイや魚のほうがよくなっちまってねぇ」なんて話をしていながら、逆にニク比率が高騰している気がします、確かに(´▽`*)アハハ
金の字本店さん、一緒に突撃しましょうか?