独り飲みの楽しさに目覚めて近所の居酒屋に入り浸り…ではない。どうせお家に居たって酒を飲るのはボクだけだから毎日独り飲みなのよね、ああつまんない。
先日近所の”わかめ”さんに行ったときにママから「こんど採りたて茹でたてのタケノコをあげるよ」とお約束いただいていたのだけれど、数日後その旨のお電話を頂戴した。いや〜ん、嬉しいじゃないのよん♪と早速お店に飛んでゆくのである。こんな時はメンドな家人など連れて行かないほうがいいに決まっているし、なにより気楽でスキなことやり放題ってのがたまんないのよね。
このお店は居酒屋ではなく焼きそば・お好み焼・ラーメンがメインの営業品目なのであって、酒の肴はそう種類が多いわけではない。だから呑み助にはちいとばかり物足りない部分もあるのだけれど、まあ珍しいモノや生モノなど食したければ別のお店に行けばいいだけのことでココはサラリとでもシツコくでも好きなだけ酒を楽しんでラーメンや焼きそばを喰って帰る場所なのよ。
生ビール→ビンビール→冷やのコップ日本酒と渡り歩くうちに何気なく注文していたのは前回と全く一緒の肴なのであった。お通しは『タラの芽の天ぷら』だけだった前回からこの日は『タケノコ天ぷら』も加わった増強バージョン、やたらに酒が進んでしまって困るのである。冷奴、餃子とお決まりの進展からお好み焼まで喰ってしまった。やばいなあ、けっこーハラいっぱいになってきてしまったではないか…このままでは(今度こそシメにはラーメンを喰って帰るぞ!)という強いはずの決意がなんだかアヤフヤなものに変化しつつあるのだな。
そうだ、ここは一発クチ直しをして精神と肉体の両面からリフレッシュを試み、当初のモクテキを達成するべきなのである。前回も気にかかっていたのだけれど、カウンターの上には深いガラス容器に入ったラッキョが置かれていて…でもメニューには載ってないんだよなあ…思い切ってママに訊いてみたのね「コレってママが漬けたラッキョ?」
果たしてその通りなのであった。う〜むそうか、そういえばスーパーの農産品コーナーには泥つきラッキョがもう出回っていたんだっけ、ママはエライねえ…見落とさずにちゃんと旬を捉えているじゃん。
欲しいヒトにはサービスで出しているというのでそのお言葉に甘えてエロおやぢも数個…ウソだろ、10個くらい取ったくせに…セルフで取り出すのであった。美味いじゃん!そうか、ボクも今年のラッキョを漬ける準備をしなくっちゃあねえ…などと思いを巡らしているうちにキブンもハラもラーメンモードに突入しているのであった。
やっぱりイケてるよ”わかめ”さんのラーメンはさ!こーゆーコンサバなラーメンが食べたかったんだよね。しかし近所でこんなラーメンを食すことが出来るってどんだけシアワセなことだと思う?
まあそんなわけで酒もさんざん飲ったしちょ〜美味いラーメンも食ったし肝心なタケノコも大量に頂いたし…ってことで満足なヨルなのであった。そしてそのタケノコを使ったお料理の日記も記述しなくっちゃね。
◆わかめ(ラーメン・焼そば・お好み焼)
静岡県富士宮市万野原新田3160-8
→MAP
いろいろな雲が図鑑のように浮かぶ上空