お家で作るフツーのカレーライス

シゴトで向かう御殿場市、とある木立には様々な植物が生い茂っていてなかなかに興味深い。
先日そこで撮ったスミレのフォトをこの日記にアップした折に“マムシグサ”なんて変わりダネを見つけた…と綴ったけれど、それがこのフォトなのよ。

そのナマエの通りまるでマムシが鎌首を持ち上げているかのようにけっこーブキミ系のヴィジュアルに加え、その実や根に有毒成分を持つというかなりマニアックな植物のようだ。まあ無碍に嫌う必要もないしこーゆー類の観葉植物を好むヒトもいらっしゃるのであるからちょっとした知的財産としてアタマの片隅にとどめておいてもいいよね〜などと独り合点しているエロおやぢである。
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そんなヘンタイ組は見聞きするものだけで結構、やっぱり食べるものはオーセンティックに行きたい。うんと高級な素材を使ったり風変わりな調味料や香辛料を用いて無国籍にキメるのはエキサイティングなことだけれども、疲れたカラダとココロには少々落ち着きがなく感じられてしまうのだな。
そんなワケでごくフツーの『ウィンナ炒め』ってやつを作ってみたりもするのだよ。それにしてもこの人工テキ真っ赤は何なんだよ〜なのである。そう、知ってるヒトは知っている“赤ウィンナー”って食材ね、こいつがたまんなくイナタいお味でイケてるのよ。

シャウエッセンに代表されるような粗挽き本格ウィンナソーセージなんて高級品はムカシは一般スーパーで市販されていなくてウィンナっていえばこいつのことだった。世の中のお母さんたちは切れ目を工夫してタコちゃんにしてはコドモのお弁当のオカズにしたりしたものだったけれど、今ではこーゆーキッチュなお味と色の商品はスーパーの安価なお惣菜とか給食弁当ににしか使われなくなってしまった。コレはコレで独特なステータスを持っていていいものなんだけどなあ…

カレールウもすっかり高級化してしまってスーパーの棚には(いったいドレを買って帰ったらいいんだ!)くらいに様々な工夫がなされた商品が並んでいるのはみなさんご存知でしょうけど、結局最後に残るのはごくスタンダードなものなのではなかろうか。
ボクもいろいろ使ってはみたけれど近年は上のフォトにあるようにこの二種のカレールウを半々でミックスして作るスタイルが定着している。あ〜ベツにコレがベストミックス!とお薦めしているってワケではなくって、エロおやぢ的になんとな〜くバランスいいかなみたいなお気に入り程度の話なのですな、いいんですよアナタのお好みでテキトーに作ればいいだけですから。
以前にもこの日記に記述したとは思うけどカレーを仕込むときはニクやヤサイを同時に調理することはなくて、すりおろした玉葱などの野菜や香辛料・調味料を加えたルウだけを仕込んでストックしておくのである。そして食す直前にニクや旬のヤサイを調理して必要なルウだけを加えて仕上げる方式を採っている。(またコレかよ)みたいな飽きもないし、その都度メインの食材をチョイスできるところが気に入っている。
この日は廉売の鶏腿肉をゴロゴロにカットして玉葱のザク切りと一緒にフライパンで炒め煮したところに例のルウをジャジャッと加えてはサッと作ったカレーである。洋食屋さんのように提供直前にフライパンで一人前ずつ加熱することによってカレーのスパイスに香ばしさが加わってたまらなくいい香りになる。一般家庭のように鍋で大量に作ったカレーでも一旦そうして調理してやると「コレってホントに同じカレー?」みたいに変身するのよ。美味いぞ〜、いちどお試しあれ。


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某日夕刻、お買い物に行ったスーパーの駐車場から


6:26PM, May 18. 2014. @Fujinomiya-City