“秋のラーメン祭り”はちょいと中休み、その代わり祭りの最中にやってきた台風18号のせいでいろいろ人生の教訓を学んだエロおやぢの相も変わらぬ酒肴ゲット日記なのだな。
その台風18号は静岡直撃ってのも珍しかったけれど、なんとも困った爪痕をたくさん残してくれた。哀愁のイナカ町から清水ミナトまでの通勤路は高速道路を除きいたるところで寸断されてしまったのよ。正確に言うとJR東海道線の一部が土砂の崩落によって不通になったことに伴う復旧工事のために静清バイパスを通行止めにしたり車線規制したのもそのひとつだ。
ここまでは自然災害なんだから仕方がない。台風通過後数日は東名や新東名を使って通勤したので経費はかさんだけれどシゴトに遅滞は生じなかった。しかしバイパスが通行止め規制解除になったと聞いたので待ってましたとばかりに行ってみるととんでもない渋滞なのである。まだ車線は規制しているので多少流れが悪いのは許せる、しかし停止時間のほうが長くなるほどの渋滞ってどーゆーこと？と思っていたら何と見物渋滞！だったのである。
JRの復旧工事は深く大きくエグレた山肌の下に線路があり何台もの重機や作業車が必死にその目的を遂行していたが、そいつをとっくり眺めながら通過するクルマの多いことといったらただただ呆れるばかりなのである。渋滞の主因はこいつだったのか。
バカヤローっ!!そんなもん見てないでサッサと行かんかい！災害や工事の様子なんてテレビニュースでいっぱい見られるじゃないか、オマエがそーゆーことをするから朝夕の通勤ラッシュと重なった渋滞が加速するんだぜ。その現場に着く前まではさんざんテメーがイライラしていたクセに、いざその場にさしかかるとヒトの迷惑を考えずにブレーキを踏むバカ野郎、まったくレベルの低い国民だよ。オカゲでいつもは1時間ちょっとで到着するシゴト先に2時間もかかっちまったじゃないか。
帰りは三保半島から港湾沿いにグルっと回ってエスパルス・ドリームプラザ前を通過するのがいつもの経路で、この日はなんとも美しい夕焼け空に車内からついカメラを向けてしまった。露出補正ダイヤルなんぞをイジっているうちに信号が青に…いけない、慌てて発車しながらシャッターボタンを押す。こーゆー運転はよくないなあ。
件の災害復旧現場はやはり例の渋滞はしていたが朝ほどでもなく、予定時刻の15分遅れ程度で哀愁のイナカ町に戻ることができた。
もうシゴトする前から渋滞通勤で疲れてしまっていたのだから、そのシゴトが終わった後なんて推して知るべしでしょ。お家に帰ってから夕食の支度をするなんてとんでもねー、スーパーにでも立ち寄ってパパッと喰える惣菜でも買って帰っておしまいにするつもりだった。
駐車場に着くとなんだかいい匂いが漂っている。たい焼き屋さんとか焼き鳥屋さん、クレープ屋さんやダンゴ屋さんなどいろいろな屋台がよくそのスーパーの駐車場で販売を行っているが「ころころホルモン」は初めてである。いや〜ん、一杯の肴にサイコーじゃん！なので買い物を終えてから購入することにした。
厚木名物の「シロコロホルモン」ではなく「ころころホルモン」である。まあ内容テキには豚ホルモンの筒切りコロコロ状態なんだから一緒なんだけど、近年はそうした名称もやたらに使うと商標権侵害となって告訴される恐れがあるのでムヤミな使用は避けなければならないのよね。
小さな焼き台ながらちゃんと炭火で焼いては渡してくれる本格テキなお料理である、たまんないね。調理していただいている最中に献立POPを見ていると『牛たんスジ炭火焼』ってのもあるじゃないか。ホルモンだけじゃちょっと物足りないような気もするし。ただホルモンは￥500、牛たんも買うと￥500プラスで野口君をサイフから引き出さなければならない。う〜む、平素の一杯の肴に￥1000の支出は痛いなあ…けど、今日はもう疲れてるし…渋滞通勤＆おシゴトよくがんばったねのお疲れさま〜セルフ慰労会も開催しなくっちゃならないしねえ…ま、いっか！てなワケでエイヤと注文してしまった。
帰宅して急ぎ風呂でアセホコリヨゴレウラミツラミストレスを洗い流しお楽しみの慰労会開始、先ずは「ころころホルモン」から。グニグニと噛み切れない食感はこいつならではのもの、そうしているうちに脂から旨味がジンワリと滲みでてきて本当に美味い。炭火焼きならではの香ばしさもあってまるで居酒屋で食しているかのような錯覚に堕ちる。冷え冷えのビールがたまんなくうまい。
そしてサブのつもりだった『牛たんスジ炭火焼』だ。ジツは“牛たんのスジ”って初めて聞いたんだよね、いったいどんなもんなの？てなところなんだけど、要は牛たんの根元部分のようだ。スジってのはけっこう一般に馴染んだ名称だからそのほうが解りやすくっていいのかもね。
しかし食してみればスジっぽいものは何もなく、柔らかで張りのある牛たんらしさを存分に堪能することが出来た。いや〜ホントにうまいったらありゃしない！味付け焼き加減など申し分なく（あ〜オトナの食べ物）みたいな逸品だ。そして持ち帰り用パックに敷かれていたのは生のタマネギで、ニクの熱と脂肪＆タレでこいつが半ナマ調理状態となった様がジツに素晴らしい添え物となっていた。また出張販売に来てくれないかな〜このご夫婦。絶対またリピートしますからね、しかももっとたくさん！
見物渋滞のストレスは見事に霧散する晩酌だった。
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冠雪があっという間に少なくなってしまったけどね
6:08AM, October 18. 2014. @Fujinomiya-City
