続・秋のラーメン祭り(8-3)

駿河湾の名産といえば言わずと知れた桜海老そしてシラス…その桜海老をフィーチャーしたラーメンがあると聞き早速行ってみたエロおやぢである。

ヨルは晩酌など諸事情があるためランチタイムしかそうしたお店に行く気がないボクなのだけれど(いったいどんなお店なんでしょ)なんて興味がワキワキだったのでシゴト帰りに外観をちょっと偵察に行ってみた。場所は富士市沼津市の境界にある中里という土地だ。ムカシは田んぼしかなかったような場所なんだけど現在は工業団地が出来てニギワイもあり、そこにあるスーパーマーケットの建物の一角に「らぁめん大山(たいざん)」さんがある。買い物ついでにお食事ってな具合で最近流行りのショッピングモールに近い形態だ。
いや〜恐れ入りました…平日のヨルだというのにウェイティングですよ、すごい人気なんですな。まあ人気があるからと云って美味いとは限らないんだけど、それだけヒトのココロを掴んでいるってことも確かなのである。

期待にムネ膨らませて訪れた翌々日、注文したのは『駿河塩そば』だ。塩ラーメンに桜海老の揚げ油を風味付けに使っている人気商品らしい。さてさて、先ずはスープから… ん?なんだかちょっと臭うよね。臭うって桜海老の香りなんだけど、乾物系海産物のあの独特な臭みが真っ先に…なのである。桜海老らしいノーブルな香りとは違う“アクのある香り”みたいなものか。少し期待ハズレみたいな敗北感さえ覚える。
テーブルには“『駿河塩そば』の通な食し方”と題されたA4シートが置かれていてその作法にのっとって食してみたけれど、しょせんゴマ化しみたいなもので本質は変えようがないのである。バカは騙せてもArt-Foodsの舌と鼻は見抜いてしまうんだよ。

よくテレビのグルメ番組でアホレポーターとか二流タレントが「全く臭みがありませんねえ!」などとほざいているのを見聞きしたエロおやぢは必ず「オマエは今までそんな鮮度の落ちたものしか喰ったことがなかったのかよ〜」と吠えてしまうのであるが、今回はテメーがそーゆー立場になってしまっているのである。あぁ情けない。
メニューブックやホームページのイメージフォトでは白髪ネギや水菜などがトッピングされているのに細い青ネギの小口切りだけってのも気に入らないし、豚バラの煮豚系チャーシューの食感食味もイマイチ、バカみたいにブッ太いメンマも興冷め、平打麺を指定したらコシのないズルズル…なんだかバカにされたようなキブンなんだな。高価なばかりでこれならフツーの塩ラーメンにしておけばよかったと思った。
こんなお店が人気店?信じられないなあ、この店舗のほかに富士本店・川崎店・水戸店・海老名SA店・海老寿屋(NEOPASA静岡上り線)と6店舗も展開するのに、実体はフンイキと語りde利益優先至上主義の商売上手だったのかい。

聞くところによると他のフツーのラーメンやMAX盛りの醤油ラーメンなどけっこーイケてるらしい。いつもならもう一度チャレンジしてこのお店の汚名返上レポートをしたいところなのだけれど、なんだかもうコレでサヨナラ…ってキブン。なんでだろう…
商売の手を拡げ過ぎて創業者のメが届かなくなった各店舗の悲惨な結末をボクはいくつもこの駄文ブログに記しているけれど、まさしくこれがその状態なのではなかろうか。心配なのは(駿河湾桜海老ってこんなもん?)みたいな評価が確定しまうことなのであって、このお店の店長さんにはさらなる研鑽を求めたい。せっかく名峰・富士山を望むことのできる貴重なラーメン屋さんなんだからね“プライド”ってもんを強く持って真の価値を提供していただきたいと思うのよ。


らぁめん大山(たいざん)中里店
http://r-taizan.com/
静岡県富士市中里2566-21
TEL=0545-33-2888
ACT=11:00-21:00 年中無休




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元ルーさん
おはようございます!
一番アテにならないのがヒトの話…美味いとか不味いとか、信じられるのは自分の舌だけですね。考えてみればそのヒトの育った環境や嗜好・クセ・疾病・経済状況・因果関係など知る由もありませんからね、自分に合うかどうかなんてバクチみたいなもんですよ(´▽`*)アハハ それにマスメディアは視聴率や販売数が優先ですからこれもアテにならない。
コストとお味のバランスってものをきちんと理解分析できるヒトも少ないですね。でも千円超えたら売る側の責任比率が高くなりますよ、つまり五百円未満は自己責任(´▽`*)アハハ