タイトルは忘年会だけど実質テキにはクリスマスの晩餐と兼用してしまったのであって、なんだかちょっとナサケナイ気もする…まぁシゴトのことやスケジュールの都合もあったしねぇ仕方ないんだよ。
いつもはベッドに向かうような時刻になってから繰り出したヨルの静岡市南町、予約もせずにウィークエンド忘年会なんて無謀だとは思いつつ（まあなんとかなるでしょ）みたいにお気楽なものなのである。
過去にそーゆー経験を何度もしては“災い転じて福となす”を実践してきたエロおやぢにコワいものはないのだよ、がははっ！と強がってはみるものの、やはり（運よく席が空いてるといいんだけど）みたいなナーバスなココロでそのお店に急ぐのね。
よかった！ホントに運がよかったようだ、6席ほどのプリティーな店内に先客は１名のみで我々を迎えてくれたのよ。ハラは減ったし早く麦酒が飲りたくて逸るエロおやぢを「ちょっとお時間がかかりますけど…」とシェフの塚本氏は静かに諌めた。
いいんです、どうぞゆっくり丁寧に仕事して下さい。先客は1名であってもちょっとテの込んだ料理ならかかりっきりになっても仕方ないじゃありませんか。なにせこのお店はシェフのソロプレイですから。
冷たく美味しい『静岡麦酒』をノドに流し込んでいるうちに前菜の盛合せが出てきた。フレンチの前菜に『白和え』かい…てなサプライズ感もあるけど、実際食してみれば何の違和感もなくいい取り合わせだ。それより先日から知人とのブログ会話の中に登場して話題になっていた『ロマネスコ』が添えられていたのは運命だったのか。いや〜ジツは食すのは初めてなんですよね。食感はカリフラワ、お味はブロッコリ…ってところですかね、お洒落なカタチが全てを許すユニークな存在だ。
そしてもう一つのオドロキ食材は皿の中央にメタルピックに刺されて立つ黒い物体…大きさは花豆くらいあって表面はザラッとした感じ。ハシリの時期に出る小粒の新ジャガのようにも見える。が…なんとこいつは『むかご』だったのである。フツーは大豆くらいの大きさなのだけど、こんなビッグサイズにお目にかかったのは初めてだよね、ビックリ。そして美味い！ちゃんと自然薯の風味がしていい肴だ。
注文した『生ハムの盛合せ』にはプロシュート…パルマ産かな…やイベリコ豚の生ハムらしきものが乗っていてワイン気分を盛り上げてくれる。
そうこうしているうちに、トナリ席の初老の紳士とアトから入店してきた女性が注文した『蓮根のパスタ』をシェフが作り始めた。う〜む、今日はシメに例の『シラスのパスタ』をいただいて帰るのもいいなあ…なんて思っていたのだけれど、蓮根を使ったパスタっていったいどんなん？と浮気ムラムラのエロおやぢなのよね。
ところがシェフはその別客注文分のパスタを少しだけ余分に作っては我々に供してくれたのよ！いや〜ん、嬉しいじゃありませんか。
だけどね、そのパスタの美味さったらありゃしない！蓮根や椎茸をコンカッセ＆ソテー、ちょっと和風テイストも強めに仕上げたソースがたまらなくココロにシミる。多分蓮根は旬の地元名食材“麻機蓮根”だろうな、いい料理だ。
本当は「いや〜塚本さん、このパスタ最高ですよっ！」と大声で元気よく絶賛したかったのだけれど、この料理を注文したお客さんに申し訳ないような気がして控えめなリアクションしか出来なかったのがまた悔やまれる。
いよいよ本日のメイン料理『甘鯛のポワレ』。黒板にその日のおすすめが記載されているのだが、こいつはメに止まった最初っから注文しようと決めていた料理だ。
あえてウロコを落とさずにカリカリにソテーしては見た目と食感にアクセントを加えたものだが、ウロコつきの魚料理がこんなに美味しいものだとは知らなかった。テメーの不勉強を思い知らされたようでもある。カリカリパリパリと心地良い皮とウロコの歯ざわり、柔らかくふわりと触れてくる甘鯛の身肉の豊穣な旨味、ホタテ貝柱や小海老の飽きさせない脇役としての演技、優雅なシンフォニーを奏でるバターソースの妙…素晴らしい。
今回ワインは赤と白をそれぞれ2種づつ楽しませていただいた。こちらのお店はフランス・イタリア・スペインなど欧州産が中心の品揃えだけど、中にはチリ産の銘醸ものもあってリーズナブルにも楽しめるところがいい。
最近は豪州や南米ものも侮れない実力を持ったものが多くなり、こうしたフレンチのお店でも積極的に採用しているところが多くなった。正統にこだわるのは悪いことではないけれど、やはりフレキシビリティーのある脳ミソで対処しなければ本当のグルメは完結出来ないのだよ…な〜んて吠えてもしかたないよね。
ごちそうさまでした。フィナーレはデザートなんだけど、イチゴ、ブルーベリー、パウンドケーキまではスタンダード路線。で、左の黄色い1/6カットはナニ？フルーツトマトかな…とクチに運べば、あら〜アレじゃん！そう、キンカンなんです！大きいですね、ピンポン球くらいある大玉。香りよく甘味も強く間違いなく特級品です、今日も珍しくて美味しいお料理をたくさんいただきました。改めて御礼申し上げます。
◆ la table de shima
静岡市駿河区南町7-9 サウスパラシオン1F
TEL=054-282-5159
ACT=17:00-24:00
la table de shima さんに関する過去の日記
■偶然出会ったomotenashiフレンチ!それは la table de shima
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20140202#1391325031
■ルノワールのフレンチ…la table de shima
http://d.hatena.ne.jp/artfoods/20140812#1407793368
All Photographs
Olympus F.Zuiko Auto-S 1.8/38 @SONY NEX-7 ISO=6400
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翌日は静岡市の北部、南アルプスの麓・安倍奥へ
いい天気だ
キーンと澄んだ大気、気温0℃
Olympus F.Zuiko Auto-S 1.8/38 @SONY NEX-7
途中の林道に落石は多いけれど
まあ行けるとこまで行ってみよう
と調子に乗りすぎた
不注意でオイルパン損傷させちゃったみたい
12:10 走行中突然オイル警告点灯+走行STOP要求表示点灯
12:19 ルノー静岡に電話 年末年始休暇に入ってしまったのか不在アンサー
12:23 保険会社にレッカー要請
12:52 コールセンター担当者様よりレッカー手配困難との途中報告
14:02 同上様よりメドがついた旨の連絡
16:00 レッカー車到着
16:13 メガーヌ君積み込み完了
18:05 会社の駐車場に帰着
やれやれ、はぁ…
ムー吉殿
おはようございます！
この話をした知人も、以前にお盆にクルマが追突されて不動になってしまい、やはりレッカーの手配がつかなくて往生したそうですよ。
結局事故にあった神奈川県から静岡の富士市までタクシーに乗り自分でレッカー車を取りに行ってジブンで乗せて帰ってきたそうです(´▽｀*)ｱﾊﾊ
あ…パスタは4枚目のフォトです〜
梅成弟子丸さん
おはようございます！
メゲまくってましてね(´▽｀*)ｱﾊﾊ
まあ落ちるところまで落ちましたから、今年はいいトコだけ残っているんじゃないかとカッテに決め込んでますよ(´▽｀*)ｱﾊﾊ
元ルーさん
おはようございます！
ディーラー休みですから代車の手配もナシですよ。
メガーヌ君の一時保管場所が会社の駐車場なので、これ幸いに会社のクルマを乗り回してます。
ガソリン無料だしさ(´▽｀*)ｱﾊﾊ…（ちゃんと上司の許可はとってあります）
