(179) ペヤング「にんにくMAX」

近年は国営放送のアナウンサーでもキチンとしたイントネーションで伝えられるヒトが少なくなってきているように思う。特に気になるのが“何でも平らに発音する”という傾向だ。

平らに発音する…と云うのはコトバ=単語の強弱を無くして話すと云うことなのであって、同音異義語ではそのイントネーションによって区別している単語が少なくないので困ることもあるのだ。
一番よく耳にするのが「厚い声援を送っていました」のアツイという部分ね、これは本来「熱い声援…」と発音すべきところを前者のように平らに発音しているのである。判るヒトには判る事柄ね、わかんねーヤツにはわかんねーだろうな。これはヒジョーにみっともないことなんだけど、なんだか世間一般ではフツーのことのようになっていてジツに不快。元々はイナカ出身者の“方言隠し”がモクテキで何でも平らに発音する風習が生まれたのだろうけれど、逆にそーゆー発音ばかりしていると「オマエってイナカ出身?」みたいにバレちゃうんじゃないの?べつにイナカをバカにするわけじゃないし(そもそもこのエロおやぢの住まいは哀愁のイナカ町だしね)隠すことのほうがミジメなんだから堂々としてろよ!と思う。

それとコトバの誤用も目立つ。先日、福井県かどこかの寒中ハダカ祭りみたいな行事を紹介していた国営放送女性レポーター、寒さに耐えて蒼白な面持ちでガンバっている若者たちに対し「私も心が寒くなりました」だって!おまえバカじゃないの?それってぜ〜んぜんイミが違う使い方だろうが。もっと勉強しろい、視聴しているコッチのココロが寒くなるぜ。
てなワケでニッポン国語事情の愚かな一例を挙げさせていただいたが、このカップ焼そばもそれに近いものがあるように思う。即ち「焼そばにパンチを効かせるために“にんにくパワーをMAXで注入”したらいかがざんしょ…」みたいなノリで開発したのだろうけれど、もうその時点で焼そばじゃなくなってるしパスタのペペロンチーノとも違うベクトルで、発射後3秒で爆発墜落した某チンピラ国家の失敗ミサイルみたいなものだな。



Nikon  NIKKOR-O・C Auto 2/35  @SONY NEX-7

お湯を注ぐ前に乾燥かやくを開封すればにんにくスライス&輪切唐辛子が主体でちょろりとキャベツ、ソースはドロリと半透明でほとんどすりおろしニンニク状態。もう食す前から(これってヤバいよね)みたいな判別はついてはいたけれど、案の定のお味だった。
パッケージには“まわりの人に迷惑がかかります。喫食の際は1人でお召し上がり下さい。エチケットは守りましょう。”と自虐テキ説明が印刷されているし、以前から(もうキワモノのカップ焼そばを買うのはヤメにしよう)と決心していたのに、ついスケベ心を出して購入してしまったジブンを責めるしかないのだな。

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庭のカエデが新芽を吹き出しています
真っ赤なサヤから鮮やかなグリーン
すごいコントラストですよね…



YASHICA  AUTO YASHINON-DX 2/50  @SONY α7