塩やきそば

朝採りキャベツと完熟ピーマン

哀愁のイナカ町はいちおー富士山登山の入口であることと、全国の神社の頂点として君臨する富士宮浅間大社の存在、この二つで昔から変わらぬ価値を有しているのでありますが、近年は " 焼そば " の町としても有名になってしまい少しその様相に変化が見られます。
世の中にはそういった名物名産品に肖って不当な利益を得ようとする族も多く『富士宮焼そば』と称しておきながらインチキな食材とお味で消費者を騙しているヒトや業者も…って脱線ですね、今回はそのハナシではありませんから。そう、その『富士宮焼そば』に不可欠なキャベツですよ、この町で何故に焼そばがポピュラーなものになったかという理由を考えたときにキャベツの存在が重要になってくるのですな。
キャベツと云えば一般テキには長野や山梨などの信州及び群馬や千葉など高原を有する野菜の産地が真っ先に取りあげられますが、この哀愁のイナカ町も朝霧高原と云う冷涼な地帯がその生育に適しているのでありまして、意外にその生産量は多いものなのです。従って市内のスーパーなどでも通常の仕入れルートではなく農家ダイレクトで入荷するちょ~新鮮な朝採りキャベツが店頭に並んでいることは珍しくないハナシでしてね、運が良くなくても瑞々しく甘いキャベツが格安でゲットできるのが嬉しいわけです。

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そんなキャベツは外側の蒼い部分も美味しくいただけるのでありまして、こうして焼そばの具材としてしっかり活用するのです。さすがにナマでは若干青臭さも感ずる外っ葉も " 油を使った加熱調理 " によって高い栄養を含んだ旨味に変化するものなのですな、う~んムダなく使えて有難いことではありませんか。
せっかくですから『富士宮焼そば』のレギュラー味付けであるソースは用いずに塩コショウの『塩やきそば』にして、その美味しさをしっかり堪能したいと思った次第であります。ついでに当家の菜園で収穫したピーマン、すっかり完熟して真っ赤になってしまっておりますが、こいつが香りと甘みがものスゴいわけです、いや~『塩やきそば』にとってもよく合うのです。
ニクは入っていないのにこれほど美味しい焼そばって出来るものなんですねえ…きっと若いころなら不満に思ったに違いありませんが、今ではこうしたヤサイのチカラだけで満足するエロおやぢとなっております。まあ、だからと云ってベジタリアンになりたいとは思いませんけれど。




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庭風景  ムラサキシキブのフィナーレ


花も実も楽しんだムラサキシキブ
もうお終いね…と先日眺め慈しんでおりますと
その実が落ちた根元はラッパのようなガクって云うのでしょうか
ホルダー部分が面白いカタチでたくさん並んでおりまして
あぁフィナーレまでけっこー楽しませてくれるじゃん…と

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