パワーアップした『茄子のチーズ焼』

予告通り未完成ソナタ『茄子のチーズ焼』をパワーアップした料理が完成した。その時は“秋のボサノバ”なんてサブタイトルが頭に浮かんだんだけど(未だ夏にもなってないのに秋ってのもねえ…)てなカンジでごくフツーにタイトルをつけてみたのだな。


Nikon  NIKKOR-S・C Auto 1.4/50  @SONY α7

従来のチーズ焼は生の茄子を半割にし、オリーブオイルと黒胡椒粗挽そして若干の塩を振りまいてチーズをオン、余熱したコンベクションオーヴンに突っ込んで待つだけのちょ〜お手軽レシピだったけど、今回は若干テマヒマをかけてある。
レシピブログじゃないので詳細は割愛するけれど、一番の違いはミートソースもトッピングのナカマに加えてあることか。旬のアスパラもフィーチャーされて彩り・食感ともにサイコーの出来栄えだ。美味いっ!赤ワインもいいけどキリッと冷した白ワインかスパークリングならなお良し。今年の夏はこれにハマる予感…


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先日“銀塩フィルム一眼レフボディーとセットで¥1900”という破格なプライスで購入してきたNikonNIKKOR-S・C Auto 1.4/50 というオールドレンズね(田子の浦港水揚げ『生しらす』と沼津港『地魚握り』で初登場)、こいつがなかなかヤルのよ。本編の『茄子のチーズ焼』はF2.0と一段絞っての撮影で、各種収差は若干残っているけど周辺減光やハイライトの滲みはほぼ解消されコントラストの良さと色彩の再現性も極めてナチュラル、大変結構な描写をしている。 


朝陽が射し込むリビングは2段絞ってのF2.8。自然な空気感が心地よく描写の安定度も向上している。明部と暗部のトーンバランスがとれ、白トビ黒ツブレが少ない超マジメ描写。



F1.4開放での撮影ではサスガに諸弱点がモロに出ているけど、このホンワリ感…近年の若者コトバでは“ゆるふわ”って云うらしいけど…がたまらなくいい。ただ合焦部はキチンと解像していてただ甘いだけのレンズではない。



F5.6まで絞るとキリリと引き締まりジツに丹精で爽快な画像が形成される。高解像度の標準レンズとして巷で有名なオリンパスOMシステムの1.4/50と互角の勝負か。そしてボケ味はYCツァイスのPlanarより素直かも。


世間一般テキには「優等生で面白くない」と評されることの多いこのレンズだけど、どっこい元軍需産業光学メーカーがキアイを入れて設計したものだけに奥は深いのよね。こうなると新設計(と言っても1981年から製造販売され続けているご長寿現役レンズ)となったAi NIKKOR 50mmF1.4sってやつがどんな描写をするのか知りたくなる。レポートサイトでも紹介されてるけど、やっぱりいいみたいね。だけどそう、ボク持ってないのよ…いつもならヤフオクで血眼になる姿がミエミエなんだけど、新品が買えるってところがまた悩ましい。