リアル旬を捉える『真鯛の兜煮』

休日の楽しいドライブと違いシゴトちうはどんなにお天気が良くても会話はシゴトの話…って当たり前なんだけどね。それでも清水区の蒲原から東部の長泉町に向かうR1バイパスで富士川を渡る橋からは見事な富士山を望むことができたのであって、同僚とのそうした会話を無視してはスマホカメラのシャッター操作をするバカ者である。

テメーで運転しながらだとこうした行為は非常にキケンなんだけど、助手席ってのは景色を眺めたり好き勝手が出来るのであってお気楽&結構なものなのよね。気温はぐんぐん上昇してポカポカな陽気に(あ〜もうじき春がやってくるんだなあ)などと思いながらついウトウトしてしまっても、クルマはヒトの運転で目的地まで安全に運んでくれるのであって、アイポイントの高いダンプトラックは観光バスみたいなもんでさ、一層心地よいのである。
ところで春の代表的な食材の中に真鯛というものがある。特に桜が咲くころから黄金週間くらいまでのものは“桜鯛”とか“のっこみ真鯛”と呼ばれ、産卵を前に栄養を蓄えるために所謂荒食いをするのであって、脂ものっていて美味しいと言われる。
だけどねえ、ソレってちょっと違うんじゃないの?ってエロおやぢは思うのよ、机の上で考えたことではなくってテメーの経験からもこの考えを譲る気持ちはないんだけどね。


Tokyo Kogaku  RE.Auto-Topcor 1.8/58  @ SONY α7

だって食べたものの栄養はタマゴのほうに行ってしまうのであって、それより厳冬期のほうが秋から冬にかけて摂取した栄養分が脂肪としてカラダ全体に行き渡っているんじゃないかと考えるのよ。真鯛は年間を通じて釣れるので各シーズンお試ししているけれど、年末年始ごろに釣ってきた真鯛って実際いつも美味しいんだから。
この方程式は養殖の真鯛にも言えるんじゃないか…なんて都合の宜しい解釈の下に、スーパーの鮮魚コーナーにあった「真鯛のアラ」ってやつを購入してくるのである。アラと言っても王者のお頭に三枚おろし中骨とハラモがついたリッパな品である、しかも格安とくれば買わないテはない。
お頭がついていなければ単なる“アラ煮”だが、この場合は正々堂々と『真鯛の兜煮』だぞ〜っ!とイバっても文句は言われない。そしてそのお味は文句のつけようがないほど美味くてサイコーなのだ。うん、リアル旬の真鯛ね…タラやアンコウもいいけれど、こいつも忘れないで欲しいなあ。




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軒先の鉢植えもだんだん活発になってきましたよ
「花かんざし」なんて和風なナマエなんだけど
オーストラリア原産なんて面白いじゃんね



Carl Zeiss Jena  Tessar 2.8/50  @ SONY α7