メレンゲ仕立ての『ボロネーゼ』

先日の日曜日は各地で防災訓練が行われたらしいけれど、特に声がかからなかったボクは山積する野暮用処理のために参加はしなかったのね。

朝から市内の広報スピーカーからサイレンやメッセージが流し続けられていて、同時にこんなメールも送信されてきた。それはいつもと違うアラームがスマホから聞こえてきたので何かと思いきやソレだったのねえ。
そう云えば件のサイレンも二種類あるようで通常の災害や緊急時のものと、それから某チンピラ国家が発射する可能性のある飛翔体などの警告サイレンでは違うトーンだったなあ。
ふと思ったんですけどねえ、こうした訓練をやっている最中に“本当にミサイル攻撃されたら”そんな通知を受け取っても皆ドリルやトレーニングだと思って誰も避難や対応をしないんじゃないか…なんてね。
そんなおバカなことを考えているうちに昼めしの時間は迫っていたのだな。用足しのついでに外食をしてくるか、それともお家でチャチャッと済ませてから出かけるか迷ったけれど、しばらくパスタも食していないし賞味期限の迫ったレトルトソースもあるからね、ここはそれらの処分も兼ねて後者を選択したのよ。
その『ボロネーゼ』のレトルトソースは美味しいけれど、なんだかそのまんまじゃ面白くないというか、ちょっとひとヒネリしたくなってねえ、最近流行りのメレンゲ仕立てってものにしてみたのだな。


Arsenal V.I.Lenine  HELIOS-81N 2/50  @ SONY α7

料理人によっては“カプチーノ仕立て”なんて呼んでいるようだけど、コーヒーも含んでいないのにカプチーノはないでしょう、素直にメレンゲと呼ばんかいっ!と思いますけどねえ、如何なものでしょう。
さて、コクのある『ボロネーゼ』もメレンゲのトリックによっていったんマイルドでクリーミーな感じになる。しかし間髪を入れず卵黄の濃厚な風味にやられて、また別のコクと共鳴が生まれてくるのが面白いではないか。うん、悪くないねぇこの料理。
しかし菓子作りなんてやらないから電動ホイッパーなんぞは所有していないエロおやぢは、ボウルでクラシックなホイッパーを用いてメレンゲを完成させるのは想定よりも時間が必要なことを知り、ちょっと(次回はメンドだなあ)とネガティブになっているのも事実なのよ。




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寒椿
金網の向こうから「ココから出してくれ〜」みたいな…




Ernst Leitz  Elmar 3.5/50  @ SONY α7