『イワシの塩焼」は春の無謀な侵入者

ドウダンツツジは花蕾が色づき始め間もなく開花…という宣言をしている。
紫外線も次第に強くなってきた陽の光だけど、やっぱり西陽はまだ柔らかさが残ってますね。このドウダンツツジが咲くころには花粉症ともお別れとなるのですよ、あ〜今年はちょっとだけ苦しい日もありましたけど、まあなんとかクスリのオカゲで乗り越えられました。


SMC PENTAX  1.9/8.5 AL-IF  @ PENTAX Q10

そんな某日、シゴト帰りに立ち寄った哀愁のイナカ町スーパーで“浜名湖産活きアサリ”が売られていた。おぉ〜っ、しめしめ!こいつを酒蒸しにして一杯の肴に…と即お買い上げである。

しかしよく考えてみると『アサリの酒蒸し』だけではハラいっぱいにはならないよなあ、てなことでもうひと品なにかをチョイスしなくては。
先日購入してあった新タケノコは茹で上げたものだったので、お家で薄味の出し汁で味付けして寝かせてあるのよ。庭の山椒の新芽をつまんできてトッピングすればアサリと共に春の薫り満載だよね、それでふた品目はオッケーさ。
出来ればメインになるようなもので旬を感ずるものが欲しかったのだけれど、カツヲは未だ高価なばかりで実質の旨味は少ないし、金目鯛は一尾まるごとだけが販売されていて予算オーバー、カンパチはサクで手ごろなものがあったけれどその日は寒かったので火を通した料理にしたかったし、ツブ貝はアサリと被るからダメ…ってことで少し困っていた。
そんなエロおやぢのメに飛び込んできたものは“千葉銚子漁港直送の真イワシ”だ。


Tokyo Optical  Topcor 3.5/50 (Retractable type)  @ SONY α7

う〜む、イワシと云えば“入梅イワシ”って決っているくらい梅雨のころが一等賞の旬なんだけどさ、めっちゃ新鮮そうだし…まあソコソコ美味いっしょ…ってことでエイヤで購入してしまった。お値段?四尾で¥200、一尾あたり¥50の激安ですよ。

アタマとワタを取り除き塩焼で食した。脂は若干控えめだけれども新鮮さに勝るものはない、こんなに安いのにこんなに美味しいってのが信じられないくらいイケている。アクセントにトッピングした針生姜と黒ゴマがいいシゴトしてくれてますよ。
春が旬のアサリね、浜名湖産はぷっくりと肥えていて旨味もファット、こんな美味いアサリならボンゴレビアンコにして食してもみたいぜ。タケノコの炊いたものも山椒の新芽で激パワーアップ、溌溂とした香りとタケノコのはんなりした旨味のコンビネーションがサイコーでやんすね。
そこに強いお味の『イワシの塩焼』が無謀に侵入してくるのよ、反則です〜もうほとんど暴力というか、今話題のパワーハラスメントに近い状態かも知れない!けれども美味くて美味くてたまんないのですな、もう春の旬もヘッタクレもない、ただただそのチカラ強さに圧倒されるのです。
ただそこに合わせたお酒ですね、富士宮の地酒ですけれども、こいつはがっつ〜んと辛口でテーブルの三品に負けていないのですな。それこそ「げんこつ」を喰らったようなインパクトで全てを制覇しそしてすべてをアシストする、そんな佳酒であったことがまた嬉しいのでありました。




クリック↓↓↓で応援をお願いします






年々EEZを拡大しているスズラン
朝まで残っている雨の中
静かに可憐な装いを披露してます
そしてまた一輪挿しにしてもいい香りがしてくるのでして



KONICA  HEXANON 3.5/135  @ SONY α7






元ルーさん
おはようございます!
スズランというと北海道などの冷涼な土地の植物ってイメージですけどね、静岡や山梨の一部でも自生繁殖しているところもあるんですよ。
当家のスズランがどーゆー経緯でやってきたのかは失念いたしましたが、それでもこうして根付き毎年咲いてくれるのは有難いことなのですね。