■ 真イワシと本マグロの握り寿司
地酒ワンカップで乾杯
今夜は寿司を喰うぞ~!ってことで日本酒を購入してきました。いちおー地酒のワンカップでして本醸造の庶民派です。まあボクとしてはヘタな純米酒や吟醸よりもキレのいい本醸造のほうがこうした海鮮には好適かと思える部分もあるのでして、このチョイスは間違いないと信じております。
ただねえ、酒屋に行けばもう少し選択肢があったはずでありまして、例えば繊細な旨味の純米酒やら香りふくらみつつも辛口の吟醸など多種の地酒がこの哀愁のイナカ町には存在しているのであります。まあちょっとメンドだったものですから買い物ついで、いつものスーパーでもこいつがあるだけマシだったかなあ…とハードルは低く晩酌の主役を迎えるのであります。
う~む、先ずはお疲れさまでした…乾杯。
旗本と将軍
旗本とは釧路産真イワシ、そして将軍はスペイン産本マグロとなりますか。どちらも武士に違いはないのでして、そーゆー意味では上下関係はありません。旗本・真イワシは小結クラスとは云えレッキとした幕内ですから横綱クラスの将軍・本マグロと同じ土俵でがっぷり四ツってのもあるわけですな。
そりゃ将軍はやはり強いです。圧倒的な安定感と豊富な経験&ワザでハンパな小兵など相手にしませんね。ところがこの旗本・釧路産真イワシ、近年急激にチカラをつけておりまして、黒潮に乗って北上するうちにたっぷり脂を蓄えて極上のトロ身に成長しているのであります。
そうなんです、海水温の上昇など世界的な気候変動の影響もあるのか、昔は漁獲など有り得なかった北の海(力士の " 北ノ海 " や某DB率いるチンピラ国家の領海のことではなく北海道の海ってことです)で、この黒潮暖流系の魚が好況なのであります。
もう脂ノリノリ、将軍もビビる滑らかな舌触りと旨味で食す者を虜にしてしまうのです。さあ、ドッチを応援するんだい!てなシチュエイションでありますが、優柔不断かつ煩悩バクハツなエロおやぢといたしましては「ドッチも大ファンでございます」と欲張りな人生を歩むわけです。
あぁ美味い。あぁ美味い。ドッチも美味い。
お酒…もう一本。